雨漏り対策は屋根材よりも防水シートが重要!
新築して数か月で雨漏り・・・なんて最悪ですよね!?
そんな事態を回避するためにも屋根材は防水性の高いものを選びたいところですが、実は屋根材そのものよりもその下に敷かれている防水シートの選び方が鍵になるってご存知でしたか?
ここでは、防水シートの種類や選び方のヒントをまとめてみました。
大雨の日は、傘を差していてもずぶ濡れになってしまったりしますよね。
ですが、傘&カッパの組み合わせなら洋服は無事!
屋根材+防水シートも、そんなイメージで雨から家を守っているのです。
屋根材を選ぶ基準として、「雨漏りしにくいこと」を挙げる方は多いでしょう。
実際、私も雨漏りのしやすさ/しにくさは屋根材が持つ性質の違いによるものだと思っていました。
しかし、実際は屋根材の下に張る防水シートによって雨漏りをブロックしているんですって!
「ルーフィング」と言ったほうが聞き覚えがあるかもしれませんね!?
屋根を分解してみると、一番上(外側)に屋根材があり、その下に防水シートが、そして一番下に屋根下地がある・・・と、こんな構造になっています。
屋根材だけで完全に防水するのは難しく、特に今流行りのフラット屋根となればなおさらのこと。
どれだけ性能の優れた防水シートを入れるかが屋根(というより家全体!?)の耐久性を左右するといっても過言ではないわけです。
では、屋根材の防水シートとはどんな素材でできているのでしょうか?
最もメジャーなのは、アスファルトルーフィング。
その名の通り、基材にアスファルトを使った防水シートです。
日本で流通している防水シートのほとんどは、このアスファルトルーフィングなんですって!
確かに、アスファルトって雨の日でもすぐに乾きますもんね。
でも、固くないの?経年劣化で割れたりしないの!?・・・って心配になりませんか?
これについては、ゴムなどを入れることで弾力性を出している商品が多いみたいです。
他に合成繊維を使った防水シートもあり、水分を外に逃がすことができる「透湿性」の高さがポイント。
海外ではこのタイプの防水シートが主流のようですね!
屋根材の防水シートがどんな役割を担うものかはおわかりいただけたかと思いますが、選び分けのポイントなんて素人には正直よくわかりませんよね?
でも、せっかく新築するのにメーカーに任せきりというのも悔しいですし、採用された防水シートのランクがどうなのか見当もつかないというのもどうかと思います。
そこで一つ参考になりそうなのが、東京都品川区にある屋根材専門店・石川商店さんが行ったオリジナルな実験!
複数のメーカーの防水シートを、水たまりにして釘を刺したり、引っ張ったり、ガスバーナーであぶったり、冷却スプレーで冷やしたり、エアーガンで透湿性をチェックしたりとやりたい放題。
その結果、日進の「カッパ100」、田島の「マスタールーフィング」という防水シートが優秀な成績を収めたそうです!
ただ、透湿性についてはやはりデュポン(アメリカ)やドルケン(ドイツ)など海外メーカーが強いですね。
これから家を建てる方は、ぜひ石川商店さんの面白い実験をチェックして、防水シートの選び方にもこだわってみてください!
外壁塗装の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
同じカテゴリの記事
- 屋根材と軒に隠された秘密。家を長生きさせるための
- 価格だけ?屋根材の比較は耐久性も重要!屋根材を価格で比較
- 屋根材の原料も検討したい!アーバーニーはいいコトだらけ?
- アスファルトシングル耐久性は気温にある!屋根材の秘密とは
- 屋根材に含まれる病魔!アスベストの危険性。
- アルマを選ぼう!美&機能的に優れた屋根材アルマの秘密
- 屋根材に必要なのは安さだけ?安価でいいのか!我が家の屋根
- ウッドデッキの屋根は何にする?屋根材でこんなに変わる!
- 耐久性で選ぶ!一軒家の屋根材に最適なのはウレタン塗料?
- 瓦の常識を覆したエアルーフ。屋根材の第一候補に。
- エコルーフの遮熱性はエコに繋がる!光熱費抑える屋根材とは
- 屋根材を本気で選ぶなら!金属屋根の風雲児エバールーフ
- 安心の30年保障はオークリッジだけ!屋根材の新星現る!
- 屋根材に見る価格の違い。比較で見える屋根に掛けるお金は?
- 色で決まる家のバランスと屋根材の相性!色と屋根の深い関係
- 屋根材を後悔しないように選ぶコツ!選び方に違いがあった!
- 価格は最安?屋根材の中でも折板は別格の価格だった!
- おすすめの材料で屋根を選ぶ。屋根材も妥協しない!
- コスパ最強の屋根材!カラーベストのメリット&デメリット
- クボタと松下の夢のコラボ!業界を牽引する屋根材とは?
- 金属系の屋根材が生まれ変わった!弱点を克服した素材とは?
- 木の屋根材ならエイジングも怖くない!意外に強い木の素顔
- 化粧スレートは完璧な屋根材だと思う!モダンな雰囲気が漂う
- 屋根材自体は結露の発生にそれほど原因にはならないようです。
- 屋根材によって異なる最適な勾配について考える
- スレート材の代表的ブランド・コロニアルは人気の屋根材の一つです
- 小屋の屋根材は目的に合わせて選ぶべし!
- 採光を重視する屋根材ならばポリカーボネート
- 最適な屋根材の選択は何を重視するかによって変わってくる
- 優れた屋根材として知られる三州瓦はメンテナンスが不要
- 屋根材によって多少変わる施工方法
- ステンレス鋼板は理想的な屋根材ですか?
- 性能と価格のバランスで考える2種類の屋根材
- セメント瓦の代わりに用いるべき屋根材とは?
- ソーラーパネルを屋根材に用いれば本当に光熱費が浮くの?
- 屋根材の相場は、そんなに変動しない?
- 屋根材の断熱材で、外断熱としての効果を狙う屋根断熱
- 夢の屋根材「チタン」は軽量でメンテナンスいらず!
- 性質の違いに注目して屋根材を選択すべし
- 理想の屋根材のために鉄板に一工夫
- 天然スレートは高額な価格さえ許せれば完璧な屋根材、
- 天然石の屋根材を標準で採用する無添加住宅
- 屋根材に適した鉄系素材はガルバリウムとステンレス
- 透明の屋根材として使われるポリカーボネイト
- 陶器瓦は非常に優れた屋根材です
- トタン波板は弱点が多い屋根材
- 防水性を握る屋根材ルーフィングの貼り方
- 耐火屋根は不燃の屋根材で作られているの?
- 葺き替えに広く使われるようになった屋根材とは?
- 珍しい屋根材のシングル材も選択可能な、三井ホーム
- 北海道で広く使われる金属の屋根材、その訳は?
- 屋根材によって変わる、メーカーの保証期間
- 豊富な屋根材を用意しているミサワホーム
- 無添加住宅がこだわりぬいた末に選んだ屋根材とは?
- 関係が深い、屋根材のメンテナンスコストと初期費用
- メリットとデメリット、バランスが良い屋根材は何か?
- 優れた屋根材、ガルバリウムの弱点は断熱効果の低さ
- 昔は広く使われた、モニエル瓦という屋根材
- 屋根材に応じた後付けの雪止めとは?
- 屋根材は輸入住宅でも、国産のものを
- 近年人気の屋根材、洋瓦のデメリットとは
- 理想の屋根材となりつつあるニチハ「横暖ルーフ」
- 防水の肝となる屋根材、ルーフィング
- 一般住宅にはあまり使われない屋根材、ルーフデッキ
- 屋根材の劣化の早期発見に必要なこととは
- 意外と屋根材の選択が自由なログハウス
- 和風建築ならではの屋根材に、進化したガルバリウム
- ガラスの弱点を考えるなら、屋根材にしないのが無難
- 色のバリエーションは乏しい、ガルバリウムの屋根材
- ガルバリウム鋼板を仕入れて加工するのが、屋根材メーカー
- グラスファイバーの屋根材が今ひとつ、その理由とは?
- ゴムを混ぜ込むことで、性能がアップした屋根材
- 金属の弱点を克服した屋根材、ディプロマット
- バルコニーに向いた屋根材は、ポリカーボネイト
- 優れた屋根材、ガルバリウムの弱点は断熱効果の低さ
- 屋根材の30年保証の気になる中身。何を保証してくれるの?
- 防火性能の高い屋根材を探してみました。
- パナソニックの屋根材が起こす発電革命!100年企業の知恵が凄い
- 大和ハウスの3種類の優秀な屋根材とは?
- 火災保険の種類をチェック!屋根の補修は保険でできるかも?
- 新築するならどんな屋根?形と材質の種類を知りたい!
- 積水ハウスの家で人気の屋根材の種類について調べてみました。
- セキスイハイムの屋根の種類について調べてみました。
- 屋根に使われている屋根材の種類や、断熱の施工方法の違い