最適な屋根材の選択は何を重視するかによって変わってくる
何においても最適な屋根材、そんなものは今はありません。
ですから大切なのは、何を重視するか?
それによって最適な屋根材は変わってきます。
例えば耐久性を重視する人ならば、最適な屋根材は日本瓦ということになるでしょう。
あちらが立てば、こちらが立たず。
こんな傾向は世の中どのようなものにも見られるもの、完璧なものはないものです。
これは屋根材においても同じこと、価格や耐久性、そして軽さなどすべての面に優れた屋根材は存在しません。
では、どこに重点を置いて屋根材を選ぶのか?
そのポイントによって、最適な屋根材は変わってくるもの。
それぞれのケースにおいて、最適な屋根材を見ていきましょう。
耐久性で一番優れている屋根材は日本瓦、一説によると50年、条件さえ良ければ半永久的に仕様が可能です。
しかし、屋根材自体は耐久性が高くメンテナンスは不要なのですが、いったん屋根が破損した場合の補修費用。
これがかかってしまうのが難点。
加えて重量があるというのも、地震の時に少し心配、屋根瓦の難点と言えるでしょう。
デザイン性で見ても、近年人気の南欧スタイルにピッタリの素焼瓦などタイプも色合いも豊富。
おしゃれ感がある屋根材で考えると、日本瓦のポイントは非常に高くなるのです。
一方で、耐久性は日本瓦に劣るものの、施工費用や軽量性を重視するならば最適な屋根材がスレート。
セメントや繊維質を混ぜあわせて、屋根材としたもので、価格だけでなく見た目もオシャレ。
登場以来、高い人気を保っているタイプ、コロニアルが代表的なブランド名と言えるでしょう。
しかし、メンテナンスという点で考えると、どうしても劣ってしまうのがスレート。
10年から15年で防水を兼ねた再塗装が必要、外壁といっしょに塗り直すといったメンテナンスが必要となってくるのです。
ですから、初期費用を安目にして、手を入れながら長く住みたい。
そんなふうに考えている人に最適な屋根材がスレートということができるでしょう。
地震の時などに安心な軽量性も特長です。
さて、デザイン性の高さと寿命の長さ、価格の安さ、そして軽量。
これらの点を高いレベルでクリアして注目を集めている屋根材がガルバリウム。
デザイナーズハウスなどの外壁材にも使われている素材で、見た目のおしゃれ感を重要視する人にも最適な屋根材となっています。
しかし、メッキされた金属板であるガルバリウムはサビが出やすい、雨音が響く、室温が高くなるといった弱点もありました。
ところが、それらを克服した、石粒ガルバリウムという素材が近年販売され、注目を集めているのです。
ただ、登場して間もない素材だけに加工・施工技術などに一抹の不安が残るもの。
しかし、もっと使用が一般的になれば、あるのは強みばかり。
正に最適な、決定版の屋根材と呼ぶのに相応しいものとなっているかもしれません。
外壁塗装の総合情報
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