陶器瓦は非常に優れた屋根材です
新築の場合、陶器瓦を屋根材にするというのは、いい選択です。
一方で、陶器瓦の屋根が老朽化した場合、屋根材を何にするかは考え方一つ。
おすすめはガルバリウム鋼板やスレート材ということになるのです。
スレートとかガルバリウムとか、現在、様々な屋根材が出回っています。
そして、それぞれ一長一短あるのですが、それらを総合しても陶器瓦は非常に優れた屋根材。
あまり、短所がない屋根材なのです。
まず、価格の面を見るとスレートやガルバリウムと比較してみると確かに高め。
スレート屋根が標準の住宅ならば、陶器瓦に変更すると数10万円のオプション価格の追加となるでしょう。
次に重量、一番軽いガルバリウムと比較すると数倍という重さ。
軽いほうが、構造に負担をかけるのは間違いありません。
しかし、スレート屋根といえば塗り直しなどのメンテナンスが必要となるもの。
その期間は10年程度、一方、陶器瓦は数10年間メンテナンスは不要です。
そして一度メンテナンスを入れると、かかる費用は数10万円、オプションの価格差は十分埋まってしまいます。
また、軽い屋根材のほうが有利でしょうが、陶器瓦が重いといってもたかが知れています。
陶器瓦の重さが不利ならば、地震の後、瓦葺きの家屋は崩壊してしまうはず。
しかし、そんな話は実際の所聞かないのです。
そして、陶器瓦のメリットは多数あります。
まず、あげることができるのが見た目や雰囲気。
日本風の家屋、またよく目にする南欧風の家屋、これらにふさわしいのは陶器瓦。
スレートやガルバリウムでは、今ひとつの仕上がりにしかならないでしょう。
また、経年劣化が少ないという点も屋根瓦の大きなメリットです。
さて、先日耳にしたニュースに古い寺院の屋根瓦が、次々と金属瓦に変わっているというものがありました。
寺院といえば巨大な屋根瓦、加えて一般の住宅と比較にならないぐらいほど古い建造物。
以上を考えると、屋根瓦の重量というデメリットも気になります。
加えて金属瓦も技術の進歩により、見た目が陶器瓦と似てきたという点もあります。
しかし、そんな金属瓦の価格は非常に高価。
いつまでも風合いを変えずに、自宅に住み続けたいならば、金属瓦という選択もあるのかもしれません。
一般の家庭も金属瓦にリフォームするというのもいいかもしれませんが、費用対効果を考えた場合にどうなのかと思われます。
しかし、陶器瓦の屋根が老朽化してきた、こんな場合にはリフォームは避けられないもの。
その場合には、今後どれぐらい住居を持たせたいかという考え方次第で、屋根材を選択することになります。
リフォーム費用を考えるならばガルバリウム、見た目やメンテナンス費用を考えるならば陶器瓦。
これが、最善と思われるのです。
外壁塗装の総合情報
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