珍しい屋根材のシングル材も選択可能な、三井ホーム
三井ホームが用意している屋根材のうち、珍しいものといえばシングル材。
アメリカではポピュラーな屋根材となっており、コストが低くてすみますから、三井ホームで安く家を建てたい場合におススメ。
ただしメンテナンスは必須ですから注意は必要です。
誰でも簡単に家を建てる必要があったという、アメリカの開拓時代。
規格に沿った建材を組み合わせて、釘で止めるだけという家の建て方が考案されました。
これがツーバイフォー住宅、日本古来の柱で支える軸組工法とは違い、壁で家を支えていく。
ハコを積み上げていくような、合理的な建て方となっています。
この建て方を日本に導入したパイオニアとも呼べる存在が三井ホームとなります。
三井ホームが用いてる屋根材は大きく分けて3種類。
まずは、近年の主流となっているコロニアル。
三井ホームが使用しているコロニアルの代表例は「グリシェイドクアッド 」。
日本における建材のトップメーカー、ケイミューが製造しているものです。
軽量であること、カラーリングが豊富であること、そして安価であることが主な特徴。
凹凸が目立たない仕上がりになりますから、見た目もスッキリ。
いかにも、最近の住宅という外観となります。
弱点は耐久性が10年程度と低いことですが、グリシェイドクアッドは耐久性が高められています。
南欧風とか日本風の家屋の場合、屋根がコロニアルだと、どうしてもしっくり来ないもの。
そこで、三井ホームが用意している屋根材は陶器瓦、「セラマウント」や「セラムF」が代表例となってきます。
特徴は陶器瓦ならではの豊かな表情、そして耐久性。
30年以上といわれている耐久性は、コロニアルとは異なりメンテナンスのことは、ほぼ考えなくても良さそうです。
一方で陶器瓦の屋根材としての弱点は、重量があるという点でした。
しかしセラムマウントなどは軽量瓦、従来の陶器瓦と比較すると充分に軽いもの。
進化したツーバイフォーの建築方法と合わせて、構造躯体に必要以上の重量がかかると考えなくても良さそうです。
もう一つの陶器瓦の弱点は価格が高いという点。
ただし、オプション価格になるものの数100万円単位で価格が跳ね上がるわけでもありません。
メンテナンス料金のことを考えると、充分に元が取れる屋根材となっているのです。
最後に、三井ホームのスマートスタイルなどで用いられている屋根材は「オークリッジプロ」。
ガラスファイバーの上にアスファルトを塗布した屋根材で、シングル材と呼ばれるものです。
非常に軽量で施工も簡単というシングル材は優れた屋根材なのですが、問題は耐久性。
10年程度でメンテナンスが必要となってくるのです。
メンテナンス前提で、初期コストを抑えるならばコロニアルかシングル材。
見た目やメンテナンスコストを抑えたいならば、陶器瓦。
新築で三井ホームの屋根材を検討するなら、こんな風に考えるべきでしょう。
外壁塗装の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
同じカテゴリの記事
- 屋根材と軒に隠された秘密。家を長生きさせるための
- 価格だけ?屋根材の比較は耐久性も重要!屋根材を価格で比較
- 屋根材の原料も検討したい!アーバーニーはいいコトだらけ?
- アスファルトシングル耐久性は気温にある!屋根材の秘密とは
- 屋根材に含まれる病魔!アスベストの危険性。
- アルマを選ぼう!美&機能的に優れた屋根材アルマの秘密
- 屋根材に必要なのは安さだけ?安価でいいのか!我が家の屋根
- ウッドデッキの屋根は何にする?屋根材でこんなに変わる!
- 耐久性で選ぶ!一軒家の屋根材に最適なのはウレタン塗料?
- 瓦の常識を覆したエアルーフ。屋根材の第一候補に。
- エコルーフの遮熱性はエコに繋がる!光熱費抑える屋根材とは
- 屋根材を本気で選ぶなら!金属屋根の風雲児エバールーフ
- 安心の30年保障はオークリッジだけ!屋根材の新星現る!
- 屋根材に見る価格の違い。比較で見える屋根に掛けるお金は?
- 色で決まる家のバランスと屋根材の相性!色と屋根の深い関係
- 屋根材を後悔しないように選ぶコツ!選び方に違いがあった!
- 価格は最安?屋根材の中でも折板は別格の価格だった!
- おすすめの材料で屋根を選ぶ。屋根材も妥協しない!
- コスパ最強の屋根材!カラーベストのメリット&デメリット
- クボタと松下の夢のコラボ!業界を牽引する屋根材とは?
- 金属系の屋根材が生まれ変わった!弱点を克服した素材とは?
- 木の屋根材ならエイジングも怖くない!意外に強い木の素顔
- 化粧スレートは完璧な屋根材だと思う!モダンな雰囲気が漂う
- 屋根材自体は結露の発生にそれほど原因にはならないようです。
- 屋根材によって異なる最適な勾配について考える
- スレート材の代表的ブランド・コロニアルは人気の屋根材の一つです
- 小屋の屋根材は目的に合わせて選ぶべし!
- 採光を重視する屋根材ならばポリカーボネート
- 最適な屋根材の選択は何を重視するかによって変わってくる
- 優れた屋根材として知られる三州瓦はメンテナンスが不要
- 屋根材によって多少変わる施工方法
- ステンレス鋼板は理想的な屋根材ですか?
- 性能と価格のバランスで考える2種類の屋根材
- セメント瓦の代わりに用いるべき屋根材とは?
- ソーラーパネルを屋根材に用いれば本当に光熱費が浮くの?
- 屋根材の相場は、そんなに変動しない?
- 屋根材の断熱材で、外断熱としての効果を狙う屋根断熱
- 夢の屋根材「チタン」は軽量でメンテナンスいらず!
- 性質の違いに注目して屋根材を選択すべし
- 理想の屋根材のために鉄板に一工夫
- 天然スレートは高額な価格さえ許せれば完璧な屋根材、
- 天然石の屋根材を標準で採用する無添加住宅
- 屋根材に適した鉄系素材はガルバリウムとステンレス
- 透明の屋根材として使われるポリカーボネイト
- 陶器瓦は非常に優れた屋根材です
- トタン波板は弱点が多い屋根材
- 防水性を握る屋根材ルーフィングの貼り方
- 耐火屋根は不燃の屋根材で作られているの?
- 葺き替えに広く使われるようになった屋根材とは?
- 北海道で広く使われる金属の屋根材、その訳は?
- 屋根材によって変わる、メーカーの保証期間
- 豊富な屋根材を用意しているミサワホーム
- 無添加住宅がこだわりぬいた末に選んだ屋根材とは?
- 関係が深い、屋根材のメンテナンスコストと初期費用
- メリットとデメリット、バランスが良い屋根材は何か?
- 優れた屋根材、ガルバリウムの弱点は断熱効果の低さ
- 昔は広く使われた、モニエル瓦という屋根材
- 屋根材に応じた後付けの雪止めとは?
- 屋根材は輸入住宅でも、国産のものを
- 近年人気の屋根材、洋瓦のデメリットとは
- 理想の屋根材となりつつあるニチハ「横暖ルーフ」
- 防水の肝となる屋根材、ルーフィング
- 一般住宅にはあまり使われない屋根材、ルーフデッキ
- 屋根材の劣化の早期発見に必要なこととは
- 意外と屋根材の選択が自由なログハウス
- 和風建築ならではの屋根材に、進化したガルバリウム
- ガラスの弱点を考えるなら、屋根材にしないのが無難
- 色のバリエーションは乏しい、ガルバリウムの屋根材
- ガルバリウム鋼板を仕入れて加工するのが、屋根材メーカー
- グラスファイバーの屋根材が今ひとつ、その理由とは?
- ゴムを混ぜ込むことで、性能がアップした屋根材
- 金属の弱点を克服した屋根材、ディプロマット
- バルコニーに向いた屋根材は、ポリカーボネイト
- 優れた屋根材、ガルバリウムの弱点は断熱効果の低さ
- 屋根材の30年保証の気になる中身。何を保証してくれるの?
- 防火性能の高い屋根材を探してみました。
- パナソニックの屋根材が起こす発電革命!100年企業の知恵が凄い
- 雨漏り対策は屋根材よりも防水シートが重要!
- 大和ハウスの3種類の優秀な屋根材とは?
- 火災保険の種類をチェック!屋根の補修は保険でできるかも?
- 新築するならどんな屋根?形と材質の種類を知りたい!
- 積水ハウスの家で人気の屋根材の種類について調べてみました。
- セキスイハイムの屋根の種類について調べてみました。
- 屋根に使われている屋根材の種類や、断熱の施工方法の違い