金属系の屋根材が生まれ変わった!弱点を克服した素材とは?
金属系の屋根材のメリット&デメリット、価格相場について調べてみようかなと。
「暑くてサビやすい」という印象の強い金属系の屋根材ですが、最近はその弱点を克服した商品も登場しています。
どのような技術で金属系特有の弱点をカバーしているのか、また、価格の相場はどのくらいなのか?
近年、ニーズが高まっている新しい屋根材の特長についてまとめておきます。
屋根は、紫外線や雨風から私たちの暮らしを守ってくれる心強い存在。
その素材によっても、住宅の快適性は大きく変わってきます。
ここでは、ご近所さんでもよく見かける金属系の屋根材に注目してみましょう!
普段はあまり気にして見ていないかもしれませんが、例えば電車の車窓から街並みを眺めていると屋根にも個性が表れていることがよくわかります。
屋根材は大きく分けると「金属」」「スレート」「セメント」「瓦」「木」がありますが、その中でも「コスパが高い!」と評価されているのが金属系の屋根材。
具体的には、「トタン」や「ガルバリウム鋼板」等があります。
軽いので地震に強いですし、耐久性に優れているので長持ちする、しかも安い!
さらに、加工しやすいのでデザインのバリエーションも充実しているという点が魅力です。
ただ、トタンの屋根材には「サビやすい」「熱を伝えやすいので、夏場は暑くなる」「雨音がうるさい」という欠点がありました。
それらを見事に克服したのが、最近人気の「ガルバリウム鋼板」という屋根材なんですね。
ガルバリウム鋼板とは、芯となる鉄板(鋼板)の両面を亜鉛・アルミ・シリコンでメッキ加工したもの。
鉄を腐食から守ることができますので、同じ金属系の屋根材でもトタンのように「サビやすい」ということはありません。
また、鋼板の表面に天然石の粒子を吹き付けておくことで、「音」の問題も解消されるそうです。
これを「自然石粒仕上げ」といいますが、これにより熱の伝導率が落ちるため、金属系屋根材の最大の弱点である夏の暑さ問題も回避できるのだとか!
横吹き、縦吹き、瓦調・・・とデザインのバリエーションが豊富なのも魅力的ですね。
気になる価格は、材料費込みで6,000円~8,000円/m2~。
同じく人気のスレート屋根とどっこいどっこいといった感じです。
ただ、スレートの寿命が20年~25年なのに対して、ガルバリウム鋼板は50年以上もつ!という説もありますので、かなりコスパの良い屋根材と言えそうです。
このように、従来の金属系の屋根材の弱点をほぼ完璧なまでに克服しているかのように見えるガルバリム鋼板。
しかし、まだまだ新しい工法であるため、熟練した職人さんが少ないという点がネックです。
「施工する業者によって仕上がりのクオリティに差がある」なんて話も耳にしたことがありますよ。
ガルバリウム鋼板の施工実例が少ないメーカーだと、ちょっと心配・・・。
例えば、粒子の吹き付け方が下手で「思ったような防音・断熱効果が得られなかった」とか、施工の過程で小さい傷をたくさんつけてしまったとか。(金属系の屋根材は傷がつきやすい)
金属系の屋根材、特にガルバリウム鋼板を選ぶ場合には、そのメーカーの実績を必ずチェックすることが大事ですね!
外壁塗装の総合情報
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