スレート材の代表的ブランド・コロニアルは人気の屋根材の一つです
スレートとかコロニアルとか、現場で呼ばれている屋根材ですが、指しているものは実は同じ。
こんなケースはよくあります。
スレートの代表的なブランドの一つがコロニアル、いずれにせよ信頼できる屋根材の一つとなっているのです。
特別にこだわりがある場合を除けば、屋根には瓦を使わない。
そんなケースが増えています。
瓦に代わってあっという間に広がりを見せた屋根材がスレート。
値段が安い、見た目がオシャレ、施工も楽で重量も軽いと良いところ尽くめの屋根材です。
さてこのスレート、素材によっていくつかに大別されますのですが、広く使われているのが、無石綿スレートとセメント系スレート。
昔は石綿をコンクリートに混ぜることで、スレートを製造していたのです。
しかし、石綿の健康被害が報告されるようになって以来、石綿スレートはほとんど製造されることがなくなりました。
そこで代わりに出てきたのが無石綿スレート、石綿ではなくパルプなど他の繊維質を混ぜて形成しています。
さて、近年の代表的な屋根材であるスレートですが、コロニアルと呼ばれるケースがあります。
両者の違いは何なのか?スレートが屋根材として爆発的に広まるきっかけとなったのが、コロニアル。
コロニアルはケイミューが持っている商標ですが、最初に発売されただけあって、スレートと同じような使われ方をしてます。
「コロニアルで屋根をふく」という現場の用語は、ケイミューの商標名であるコロニアルシリーズを用いるという意味ではない。
単に、スレートの屋根材を用いるという意味だったりするのです。
セロテープやマジックテープ、後はバンドエイドとか宅急便とか。
商標があたかも一般名詞のように用いられることは多々ありますが、コロニアルが正にそれなのです。
ちなみに、このコロニアル、スレート材の中でも特に、コンクリート系スレートに分類されるものになっています。
スレートが屋根材として広く用いられるようになった理由の中で大きなものは、値段があげられます。
日本瓦と比較して半額以下、これは大きなメリットと言えます。
そして、多くの住宅で使われているだけに、多くの業者が対応できる。
ポピュラーな屋根材ならではの強みといってよいでしょう。
一方でもちろんデメリットもあります。
瓦と比較してメンテナンスの費用がかかる、この点が大きなデメリット。
上手く行けば100年持つ、そんなふうにいわれる日本瓦と比較して、スレートはせいぜい30年。
塗装などのメンテナンスが必要です。
しかし、逆に云うならばメンテナンスのコストぐらいしかデメリットがない屋根材がスレートということもできるのです。
その中の草分けともいえるケイミューのコロニアル。
歴史も実績も十分ですから、安心して使える屋根材といってよいでしょう。
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