セメント瓦の代わりに用いるべき屋根材とは?
セメント瓦は少し前までよく用いられていた屋根材、しかしもう生産されていないので葺き替えるということができません。
リフォームでセメント瓦の代わりに用いるべき屋根材はガルバリウム鋼板、上手く施工すれば長年メンテナンスフリーで安心できます。
昭和のころによく用いられていた屋根材として、セメント瓦があげられます。
セメント瓦が用いられていたのは、日本瓦の代替として。
セメント瓦よりも安い上に、塗装で仕上げられる屋根材ですから色合いが豊富。
そんな理由で、多くの家の屋根材としてセメント瓦が用いられました。
しかし、やはり日本瓦の代替品。
仕上げが弱く、耐久性という点でセメント瓦は日本瓦に大きく劣ってしまうのです。
セメント瓦の仕上げは塗装、対して日本瓦は釉薬。
セメントと粘土という素材自体の耐久性でも、セメント瓦は劣ってしまいます。
そこで、セメント瓦をメンテナンスすることになるのです。
それほど劣化が激しくない場合おこなうのは、防水性を高めるための再塗装。
下地を高圧洗浄した後に、セメント瓦の表面を塗装して、防水性や見た目を新品時同様にするのです。
さて、再塗装で何とかメンテナンスができるのならば、セメント瓦でも問題がないのです。
しかし、問題はセメント瓦自体までダメージが及んでいるケース。
ダメージを受けた部分だけセメント瓦で葺き替えるということができません。
アスベストが含まれるとか、耐久性が低いとか、屋根材としてあまり優れた点が見れられないセメント瓦。
そんな理由で、もうセメント瓦は生産されていないからです。
ならば、どのようにセメント瓦の屋根をメンテナンスするかというと、葺き替え。
別の屋根材を用いて、セメント瓦の代わりに使用します。
用いられるのはコロニアルもしくは金属の屋根材。
おすすめは金属、ガルバリウムの屋根材です。
ガルバリウムの屋根材を用いるメリットは2つあります。
1つ目は屋根が大幅に軽量化できるという点。
日本瓦より軽量なセメント瓦なのですが、それでもやっぱり重いもの。
屋根が重いとトップヘビーの構造となり、地震が起きた場合に不安の原因に。
金属屋根はそれを軽減できるのです。
そして2つ目は今後のメンテナンスまでの期間が長いとされている点なのですが、、、。
この点が重要、ガルバリウムの施工実績が少ない工務店に依頼すると、切断部分の処理が甘いなど問題が発生します。
すると、その部分からサビが広がってしまうのです。
ですから、最長50年といわれるガルバリウムの屋根材としての特長を活かすならば、施工経験が豊富な工務店ということになります。
老朽化したセメント屋根のメンテナンスなら、まず塗装、塗装では間に合わない場合は金属の屋根材に葺き替えする。
そして、ガルバリウム屋根にリフォームするならば、業者選びは慎重に。
外壁塗装の総合情報
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