関係が深い、屋根材のメンテナンスコストと初期費用
屋根材を選ぶ際に何を重視すべきか?
メンテナンスコストの安さを重視するなら、初期費用はある程度覚悟しなくてはいけません。
メンテナンスコストがかかるものは、初期費用は安い、屋根材のコストにはこんな関係があるのです。
新築で家を考えるときに、雰囲気を大きく左右する外壁には時間をかけるもの。
しかし、外壁同様に存在感のある屋根については意外と無頓着です。
外壁を選ぶ際に重視するのは、見た目はもちろん初期コストとメンテナンスコスト。
これと同じ視点で屋根材も選んでみてはどうでしょうか?
大抵の住宅メーカーは、注文住宅を建てる際には外壁同様、屋根材にも2、3種バリエーションを用意するもの。
ここでは、そのメンテナンス性について、主に考えていきましょう。
まずは、最も広く使われている屋根材であるスレートについて。
メーカーによってコロニアルなど名称が変わりますが、セメントが主原料であるという点は同じです。
初期コストが比較的安く、軽量であるということで、開発されて以来、一気に広まった屋根材です。
しかし、スレートの問題点は、メンテナンスコストがかかる点。
表面の塗装で防水性を保たせているので、10年程度で再塗装をしなければなりません。
そんなメンテナンスをせずに放置をしておくと、今度は屋根材自体を葺き替えなくてはいけなくなる。
こうなると、再塗装どころではないメンテナンスコストがかかってきます。
最初のコストは安い、見た目もスッキリしていておしゃれ、軽量だから構造に負担をかけない。
こんな風に良いところばかりある屋根材のスレートなのですが、メンテナンス性が問題となります。
次に、最近はすっかりスレートに押された感のある屋根材の陶器瓦について。
初期コストが比較的高く、重量があるということで敬遠されがちな屋根材です。
しかし、重量については年々改善されつつありますし、陶器瓦ならではの風合いの良さが見直されつつあります。
加えて、陶器瓦の良さはメンテナンスコストがほとんどかからないという点です。
メーカーなどによると、メンテナンスまでの期間は50年以上とか。
これは陶器瓦が屋根材として優れている理由になります。
近年広まりつつある屋根材であるガルバリウム鋼板にしても、メンテナンスは必要になるもの。
こちらもスレート同様、メンテナンスは主に塗装となりますから、コストもスレートとそう変わらない。
こんな風に考えるべきでしょう。
屋根材にしても外壁材にしてもよくできているもので、初期コストを抑えたらメンテナンスコストがかかる。
メンテナンスコストを抑えたかったら初期コストをかける、こんな関係は変わりません。
新築時に意外と軽視される、屋根材の選択。
これから長く住み続ける住宅だけに、メンテナンスコストを考えて慎重に選びましょう。
外壁塗装の総合情報
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