屋根材 天然スレート

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天然スレートは高額な価格さえ許せれば完璧な屋根材、

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同じスレートと呼ばれる屋根材でも、工業製品と天然スレートはずいぶん違います。

 

独特の風合いを持つ天然スレートは耐久性も高い優れた屋根材です。

 

ただし価格が高いのが玉にキズ、この点でも天然スレートはずいぶん違うのです。

 

スレートは広く使われている屋根材です

現在一番広く使われている屋根材はスレート、これは外壁材で広く用いられるサイディング同様、工業製品。

 

セメントに繊維を混ぜて造られるもので、安価な上に品質も平均化されています。

 

こちらの元祖は、大手の外装材メーカー・ケイミューが製造するカラーベストやコロニアル。

 

ですからスレートは、他のブランドのものでもコロニアルなんて呼ばれたりするのです。

 

工業製品と大違いの、天然スレート

一方で、天然スレートと呼ばれるものもごく少量、使われていたりします。

 

コロニアルと呼ばれたりもするスレートと天然スレート。

 

方や工業製品、方や天然石材、これらは同じスレートでも大違いなのです。

 

天然スレートは天然石材、粘板岩と呼ばれる岩石を薄く板状に加工したものです。

 

一番の特徴はその風合い、独特の発色と高級感は天然スレートならではのもの。

 

例えば、ヨーロッパの教会、国内ならば東京駅の駅舎など歴史的な建造物を思い浮かべて下さい。

 

その屋根材に用いられているのが、天然スレートです。

 

そして、数億年という年月をかけて形成された岩石が原料。

 

それだけに耐久性の高さが、もう一つの特徴。

 

よく使われている屋根材である工業製品のスレートは、30年程度の耐久性しかありません。

 

その一方で、天然スレートはいつまでも劣化しない、建物を建て替えてたとしても、天然スレートは再利用される。

 

それほど、高い耐久性を持っているのです。

 

美しい風合い、そして高い耐久性、天然スレートは完璧な屋根材と考えることができるでしょう。

 

高価という点を除けば、天然スレートは完璧

ただし、まあ高い。

 

付帯工事を覗いても、その価格は1平方m当たり3万円程度。

 

通常のスレートなら5,000円程度でできてしまいますから、その差は歴然です。

 

原因はまず屋根材としての価格の高さ。

 

国内産の天然スレートはほとんどありませんから、大半を輸入に頼らなければなりません。

 

そして、割れやすく加工が難しいのが天然スレート。

 

扱えるのは腕利きの職人のみといいますから、人件費も大変に高い。

 

そんな所が、価格の高さに表れています。

 

ただ、世界中から天然スレートを取り寄せて、モザイク状に用いた屋根は非常に美しいもの。

 

100年も建ち続ければ、独特の風合いは増して、何物にも代えがたい魅力を放つことは間違いありません。

 

どうせ大金を払うならば、価値のあるものにしたい。

 

自宅を将来、歴史的な建造物としたい、そんな人には天然スレートは魅力的な屋根材。

 

高い価格だけのことはあるという仕上がりになることでしょう。

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