和風建築ならではの屋根材に、進化したガルバリウム
ガルバリウムの屋根材に用いられる塗装技術の進歩で、和風の外観が実現しました。
古いお寺の屋根を葺き替える、こんなケースで用いられる屋根材がガルバリウムというのもよくあるケース。
和風建築にピッタリの屋根材となったのです。
和風住宅ならではの屋根材といえば、やはり陶器瓦。
陶器瓦ならではの渋い色合いは、和風の建築にピッタリ。
重厚さとか伝統性とか、和風の趣を伝えてくれる屋根材なのです。
メンテナンスも長期間いらない、こんなタフな屋根材である陶器瓦なのですが、弱点が一つ。
それは、非常に重いという点。
屋根が重いということは揺れに弱いということ、地震が起こった際に倒壊の危険につながる。
そんな心配があるのが陶器瓦なのです。
そこで、現在では軽量の陶器瓦も登場してはいます。
それでも、やっぱり重いのが陶器瓦なのです。
陶器瓦が重い、この事実に一番頭を悩ませているのは、お寺の住職さんだったりします。
何といっても、とんでもない大きさを持つ屋根ですから、その重量も同じくとんでもない。
さらに構造も、経年で随分ダメージを負っていたりするもの、急ぐべきは屋根の軽量化なのです。
そんな時に近年用いられるようになったのがガルバリウムの屋根材。
重量は陶器瓦と比較して10分の1、コストも安い上に工期も短いと、いいことずくめなのです。
しかし、問題は外観。
和風の外観がガルバリウムの屋根材で台なしになってしまっては、どうしようもありません。
しかし、近年ガルバリウムの屋根材は大きく進歩しています。
以前はサビるとか、施工が難しいとか、断熱性が低いとか様々な弱点があったガルバリウム。
これらが大きく改善されているのです。
例えばサビについては、合金やメッキの素材を工夫するなどで大きく改善しました。
そして、最も大きな点は塗装の改善。
これにより、和風の建築にもピッタリの色合いを持つガルバリウムが登場。
銀や黒といった陶器瓦独特の色合いも、ガルバリウムの屋根材で再現できるようになったのです。
塗装の改善で実現したのは、和風の色合いだけではありません。
耐久性も格段にアップ。
20年というガルバリウムのただでさえ高い耐久性が、塗装によりさらにアップしているのです。
これにより、お寺の屋根の葺き替えにもガルバリウムの屋根材が用いられるようになりました。
重厚な趣で訪れる人々を魅了する古寺の本堂。
そんな和風の屋根材、実はガルバリウムだったというのも、実はよくあることなのです。
古寺の本堂ですらこれなのですから、一般の和風住宅にもガルバリウムはピッタリ。
実は非常におすすめできる屋根材だったりするのです。
葺き替えだけではありません、最初からガルバリウムで葺かれた和風住宅。
こんなケースも近年は増加中です。
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