屋根材 アスファルトシングル 耐久性
屋根材を選ぶ際に外せない、アスファルトシングル。
聞きなれない屋根材ではありますが、北米生まれのアメリカ育ちのこの材料は、豊かな形状の豊富さと施工の容易さに人気が集まっているようです。
耐久性を気にされる方は、材料ではなく、気候を気にしたほうが良さそうです。
お家の大切な屋根に使う材料は決まっていますか?昨今はイロイロな材質な屋根が増えてきて、尚且つ色や形状に至ってもその数はドンドン増えています。
もちろん機能性や、美装の観点から見ても、その材料選びは重要な要素の一つと言えるので、安易に決めるわけにはいきません。
今回は、そんな屋根の材料の一つでもある、【アスファルトシングル】にフォーカスを当ててみましょう。
まず、あまり聞き慣れない方も多くいると思いますので、簡単に説明から。
アスファルトシングルは北米で生まれ、その歴史は古く米国では一般的に普及している屋根材です。
アスファルトシングルの材料は主にガラス繊維を原料とした基材にアスファルトを含浸し、表面は粒子の粗い顔料などで焼付けられています。
その大きな特徴としては、意匠性と優れた機能性(防水・防音など)と軽量+加工しやすいという大きな利点も兼ね備えられています。
日本での防火試験にも合格していて、建築基準法の改正による性能評価にも、もちろん認定されています。
米国の屋根材として古くから使われてきた、アスファルトシングル。
では日本におけるアスファルトシングルの耐久性はいかがなものか気になる所。
実はアスファルトシングルは、お住まいの地域によって寿命が少し変わってくるようです。
結論から言ってしまうとアスファルトシングルは、寒い地域で、尚且つ寒暖の差があまりない地域が1番寿命が長いようです。
これは、材質の問題でもあるのですが、気候に寒暖の差が激しくあると、収縮する時間が長くなり、材質に付加がかかります。
よって寿命が縮むということと、寒冷地ではアスファルトシングルに侵入した水分が凍り、それが溶ける、凍ると繰り返していくうちに、水分によって発生したカビが劣化を促進させるという結果に陥ります。
アスファルトシングルを選ぶ時は、住所の気候も気にしなくてはいけないということを頭の片隅にでも入れておいて下さい。
アスファルトシングルを日本で使用する場合、日本には四季があり、年間を通じて平野部で、温度の急激な変化が起こりうる可能性は極めて低いと言えます。
例えばアメリカのアリゾナ州の様な暑い国だと、最高気温と最低気温の差が1年を通して、最大で15度程ありますが、日本では山間部をのぞいてよっぽどの地域でないと気温は安定していると言えるのです。
日本の首都東京でアスファルトシングルを採用してお家を建てた場合、おおよそ20年から30年位の耐久年数といえます。
定期的に点検などもしなくてはいけませんが、意匠性や施工の期間の短さを考えると、選定材料の一つに加えたい屋根材と言えます。
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