屋根材 施工方法

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屋根材によって多少変わる施工方法

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屋根の施工方法は屋根材によって多少変わるものの、それほど大きくは変わりません。

 

しかし、瓦を屋根材に選んだ場合は、すこし分施工方法が複雑になるもの。

 

その分コストがかかるのですが、瓦屋根ならではのメリットも存在するものです。

 

屋根材によって施工方法は、それほど変わらないもの

スレート材、ガルバリウム鋼板、そして瓦。

 

屋根材は大きく分けて以上の3種類に分けることができるのですが、それぞれの施工方法はそれほど変わらないもの。

 

まず、屋根の骨組に当たる垂木を渡したら、その上に合板を貼って屋根の土台を造ります。

 

次に合板まで雨が達するのを防ぐのに、防水シートを貼ってゆく、この作業はルーフィングと呼ばれます。

 

最後に、ルーフィングの上から屋根材を固定するというのが共通の施工方法です。

 

スレート材とガルバリウム鋼板はただ、重ねながら貼っていくだけという非常に単純な施工方法。

 

一方、瓦の場合はルーフィングの上から横浅木という引っ掛かりが必要。

 

一定間隔で横浅木を屋根と平行に施工し、そこに瓦を引っ掛けて釘で固定していくという施工方法になります。

 

ですから、瓦屋根のほうが横浅木の分だけ手間がかかる。

 

その分コストがかかるというのが、瓦の弱点となっています。

 

コストがかかる瓦屋根なのですが

施工方法の違いにより、瓦屋根はコストがかかる。

 

しかし、瓦は焼物ですから耐候性が非常に高いのが特長。

 

施工した場所の条件によっては、メンテナンスが不要となっているのです。

 

スレート材やガルバリウム鋼板は瓦屋根の施工方法と比較すると、1工程少なるくなる分コストが安い。

 

その一方でスレート材は表面を保護している塗装が、ガルバリウム鋼板の場合はメッキが経年で劣化します。

 

ですから、それぞれ10年、20年とたった場合にメンテナンスが必要となってきます。

 

古い瓦屋根の施工方法は大きく違う

地震で瓦が落ちるとか、強風で瓦が飛ぶとか。

 

熊本県を襲った地震の際には、熊本城の瓦屋根が落ちた様がテレビなどでも報導されていました。

 

これは、同じ瓦屋根でも施工方法が違うことから起こります。

 

横浅木を渡して、そこに瓦を固定していく現在の施工方法と異なり、昔の瓦屋根で用いられているのは土葺きという方法。

 

これは屋根に瓦を固定するのに、土を接着剤代わりに用いるという施工方法。

 

ですから、地震や強風など大きな力が加わると屋根から瓦が落ちたり飛んだりするのです。

 

土葺きに用いられているのは、ただでさえ重量がある昔の瓦。

 

これを重量がある土で固定するという施工方法。

 

非常に重いので、構造自体にかかる負担が大きそうなのです。

 

ですから、地震のような大きな力が加わると、瓦を落下させて屋根の重量を軽くして構造に掛かる負担を少なくする。

 

そんな昔の人の知恵で土葺きという施工方法は用いられていました。

 

しかし、現在は用いられていません。

 

ですから、地震や強風で屋根瓦が落ちたり飛んだりという自体はまず発生しないのです。

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