屋根に使うウレタン塗料。一軒家の屋根にも合うのか?
ウレタン塗料を使った屋根。
細かな所も塗りやすいウレタン塗料
一軒家の耐久性能についてこれるウレタン塗料はあるのでしょうか?
メリットやデメリットも踏まえ、屋根材に合った塗料を選びましょう!
事実耐久性だけで比較すると失敗するかも。
ウレタンと聞くとスポンジのような物を思い浮かべるかた多いのではないでしょうか?
ウレタンとは、カルボニア基を介してアミノ基とアルコール基が脱水縮合した化合物です。
これだけでは何を言っているのかさっぱり分かりませんね。
ウレタンというとスポンジみたいなものを想像されるかと思いますが、それは正確にはポリウレタンと呼ばれるもので、実際、家のアチコチで断熱材や防音材、などにも使われていますので、一概に関係ないとは言えないようです。
でも家の屋根と言ってウレタンが連想されるのは、塗料が多いようです。
ウレタン塗料と言いますが、一時期は画期的な塗料として多くの素材に使われていました。
ウレタン塗料が流行する前は、アクリル塗料が主流でしたが、3年程で劣化が始まってしまう位の貧弱な塗料が主流だったのです。
今のウレタン塗料の使用用途が幅広く、プラスチックや鉄板、トタンなどにも密着性が高く、公共物件の外部塗装材などにも多く使用されています。
今では、アパートの外壁や屋根はもちろん、工場、集合住宅等に屋根等に塗装されているのです。
メーカーによってはシリコン樹脂よりも耐久性能に優れ、寿命が長い塗料もあるので、あなどれません。
ウレタン塗料は一般的に2液型になっていて、一度塗料を作ってしまうと硬化剤を入れたその時から硬化が始まり、化学反応を起こします。
この化学反応が網目構造を形成し、緻密な塗膜性能を発揮するのです。
ですので、外壁や屋根などの細かい部分に最適に塗布することができるわけですね。
ウレタン塗料の特徴としては、常温でももちろん化学反応を起こしますが、加熱することによって、化学反応が促進し、焼付けを行う様な塗装にも向いているのです。
ウレタン塗料の場合は、硬化剤を混ぜるのですが、その硬化剤の割合を変えることで、作業性能や塗膜性能が変わってくるため、職人に合った、現場に合った塗料を作製することが出来るところ。
硬化剤が多いウレタン塗料を速乾ウレタンとも呼ばれ、小さな範囲の補修などにも向いているため、補修などにも幅広く活躍しているのです。
ウレタン塗料のメリットは、ズバリ、アクリル塗料より遥かに耐久性能が高いことと、先程言った、柔らかく作業性がいいコトです。
広い面積には柔らかく、狭い箇所には硬化が早いといったようなワガママにも十分対応出来るということ。
耐久性も商品によっては10年近くあるので、まだまだ需要は伸びていきそうです。
ただ、ウレタン塗料はシリコン塗料より耐久性が劣るため、寿命を長く考えている一軒家の屋根などには向かないかもしれません。
ですが、塗料は何度も何度も重ね塗りすることで、その強さを増すのも事実。
職人さんによって、その精密さは様々ですので、ウレタン塗料にしても結局は人の手に委ねられている事は言うまでもありません。
外壁塗装の総合情報
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