屋根材の断熱材で、外断熱としての効果を狙う屋根断熱
屋根材自体に断熱材を仕込む、そして天井に断熱材を仕込む、この様に屋根を外断熱する方法は2通りあるのです。
おすすめは屋根材を葺き替えるリフォームついでに、断熱材入りのものを使う外断熱方法、屋根断熱となっているのですが?
屋根のリフォームを考えるならば、ついでに屋根の断熱性もアップさせたい。
そんなふうに考えるのは当然のこと、屋根の断熱性が上がれば、快適性も同時にアップするものです。
そんな場合に考えられる断熱方法は、屋根断熱と天井断熱の2通り。
どちらも、構造躯体の外側を断熱材で包み込む外断熱の方法ながら、コストは大きく異なります。
そして、効果も大きく異なるものなのですが、、、。
以下で色々と考えていきましょう。
コストが低くてすむ断熱方法は、屋根断熱。
屋根材にあらかじめ断熱材が仕込まれた物を利用する方法です。
設置時のコストもそれほど高くなく、後々のメンテナンス費用もかからない。
こんな理由で近年、利用が広まる屋根材がガルバリウム鋼板。
この屋根材は文字通り金属製ですから、そのままの使用では屋根に熱を非常に高い割合で伝えてしまいます。
そこで、あらかじめ屋根材の裏側に断熱材が仕込まれたものを使用。
これで、屋根材の葺き替えと同時に、外断熱も施工できるという考えです。
外断熱のために、屋根材に用いられる素材は様々。
アルミ材やウレタンフォームもしくはこれらの複合材を、金属の屋根材の裏に貼り外断熱効果を狙うのです。
もう一つは、屋根材の下に断熱材を施工する方法。
断熱シートを敷き詰めることで、外断熱の効果を狙いますから、こちらもコストはそれほどかかりません。
ただし、これらの屋根材と合わせた外断熱の方法。
弱点は施工できる断熱材の厚みに制限があるという点。
せいぜい2cm弱しか断熱材を仕込むことができませんから、断熱性にも限界があるのです。
一方で屋根裏に断熱材を仕込むことで、外断熱を狙う方法。
天井断熱は、断熱材の厚みについては数10cm程度、屋根材と一体化しているような断熱材とは格段の差。
もっと大きな効果を狙うことができます。
しかしながら、問題点はコストがかかるという点。
なにしろ、狭い天井裏での作業ですから、どうしても費用がかさみます。
また天井に断熱材を仕込むので、屋根材の葺き替えと同時に行うメリットもありません。
しかし、何といっても断熱材の厚みは大きなメリット、だから効果が見込めるのです。
さて、以上が外断熱の方法ですが、もっと飛躍的に断熱効果を高めたい。
そう考えるならば、屋根材や天井ではなく、もっとコストをかけるべき箇所があります。
それは窓、室内断熱性の70%程度をになっているとされているのが窓なのです。
ですから、屋根材に仕込まれた断熱材で外断熱を狙うのはいいとして、天井断熱までおこなうのはどうなのか?
そんな風にも思えるのです。
屋根材に断熱材で外断熱、加えて窓の断熱性をアップさせる、こんなコストのかけ方も検討してみましょう。
外壁塗装の総合情報
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