ソーラーパネルを屋根材に用いれば本当に光熱費が浮くの?
ソーラーパネルをリフォームで屋根材に用いるには、第一に重さを、第二にスマートハウスとしてふさわしい性能が家にあるかを考えましょう。
屋根材にソーラーパネルを用いるにはリスクがあるの、メリットばかりではないのです。
外壁や屋根をリフォームするならば、最新の外壁材や屋根材に変えて、家をスマートハウス化してしまおう!
近年、新築される家ではソーラーパネルが搭載されたものは、決して珍しいものではなくなりました。
ですから、屋根を葺き替えなくてはいけなくなったから、屋根材としてソーラーパネルを選ぶ。
こんな選択もありなのかもと思うのですが、ソーラーパネルの設置には様々なデメリットがあります。
当然、発電された電気を電力会社に売却する売電収入も見込めますからメリットもあるのですが、当然デメリットもある。
このことを頭においた上で、屋根材の選択を行いましょう。
まず考えるべきは、屋根材としてソーラーパネルは非常に重いということです。
近年は技術の進歩によりずいぶん軽量のソーラーパネルが登場していますが、その重さは1kWあたり100kg程度。
1平方mあたりで15kg前後と考えることができます。
他の屋根材と比較してみると瓦屋根だと50kg、スレート屋根だと25kg。
なんだ、ソーラーパネルって軽いじゃん!ではありません。
ソーラーパネルをどのように設置するのかで、変わってくるのです。
日本瓦の屋根を撤去して、スレート屋根に葺き替えてソーラーパネルを設置するならば重量的には大丈夫でしょう。
しかし、従来の屋根を手直しした上に、ソーラーパネルを設置する。
これは、従来の屋根材の重量にソーラーパネルの重量がプラスでかかってくるのです。
加えて積雪がある地方だとどうでしょうか?そんな時に地震が起こったら?
重量については、考えなくてはいけない、ソーラーパネルの屋根材としての大きなデメリットです。
ソーラーパネルを設置すれば、光熱費がゼロのスマートハウス化が実現する。
こんなことを考えているならば、もう一度考え直さなければなりません。
スマートハウスはソーラーパネルの設置だけで実現はしません。
近年の住宅ならではの高断熱・高気密が実現してこそのスマートハウスなのです。
そして、屋根材にソーラーパネルを設置すれば、発電が行われ売電収入が発生するわけではありません。
家庭用蓄電池の設置、そしてHEMSの設置も必要なのです。
家庭用蓄電池がおけるスペース、そしてHEMS対応の家電一式、これらの購入も考えなければならないのです。
従来の住宅をリフォームで高気密・高断熱に変える、これは外壁材をリフォームすればいい、そんな簡単なものではないのです。
屋根材としてソーラーパネルを選ぶ、これはかなりのリスクがある選択なのです。
外壁塗装の総合情報
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