外断熱は内断熱よりも高いって常識?価格差の背景にあるもの
外断熱と内断熱の違いや価格差について。
よく比較される、外断熱と内断熱。
性能の違いもさることながら、一番気になるのは価格の差!
外断熱のほうが高いと言われていますが、具体的にどのくらい違うのでしょうか?
ここでは、内断熱との価格差や、その差を生じさせている要因についてまとめてみました。
1円でも安く、お値段以上に満足できる家を建てたい!
マイホーム新築に当たっては、誰もがそんな願いを胸にプランニングを進めていることでしょう。
だからこそ、価格の背景にあるものを見逃してはいけません!
「家の断熱性や気密性を高めるためには、建物の壁の内部に断熱材を入れる工事が必要。さらに、その工法によって価格が違うらしい。」
そのくらいの知識は、おそらくみなさんもお持ちなのではないでしょうか。
では、価格差を生じる要因は?
やっぱり価格が高いほうが、断熱性能も高いの?・・・と、気になりますよね。
断熱工法には大きく分けて外断熱と内断熱があり、使用する断熱材の種類やその入れ方が異なります。
また、外断熱の施工に慣れた職人が少ないということで、人件費にも差があるようです。
その違いが価格にも反映されているんですね。
まずは、日本の住宅に多い内断熱工法。
これは、柱や筋交いの間に断熱材を充填する(詰め込む)工法です。
断熱材の種類としては、グラスウールやロックウール、セルロースファイバー、羊毛断熱材、ポリエステル系断熱材が使われます。
いずれも繊維質の断熱材ですから、繊維によって室内の温められた/冷やされた空気を閉じ込めておくで断熱するということです。
最もよく使われるグラスウールの価格の相場は、一棟あたり20~30万円といったところです。
一方、外断熱とは、家の構造体を外側から断熱材ですっぽりとパッキングするようなイメージ。
建物の外側に断熱材をビス留めする断熱工法です。
断熱材の種類としては、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、発砲ポリカーボネートなどが使われています。
これらは、いわゆる「発砲プラスチック」と呼ばれるもので、プラスチックで空気を封じ込めます。
スタンダードなポリスチレンフォームを使った場合、価格は一棟で50~65万円が相場。
つまり、外断熱の価格は内断熱の倍以上になることもあるわけです。
ただし、内断熱に使われている断熱材の中にも外断熱並みに高価な物もありますし、逆のパターンもあります。
例えば、内断熱に使われる羊毛断熱材は外断熱のポリスチレンフォームと同じくらいの価格帯ですし、セルロースファイバーに至っては一軒分で100万円を超えることもあるんですよ。
ですから、一概に「外断熱のほうが価格が高い」とも言い切ることはできないわけですね。
断熱工法の例のみならず、家作りというのは、ケースバイケースな面が多々あります。
世間一般でいわれている「~らしいよ」というウワサを鵜呑みにせず、一つ一つ自分で情報を精査して確かめる努力が必要なんですよね。
「情報を見極める目」を養うことが、結果的には家のクオリティを上げ、さらにはお財布の節約にもつながるのです!
外壁塗装の総合情報
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