外断熱 音

トップページ ＞ 外断熱のデメリットを考えたら外断熱の完璧さが見えてきた！ ＞ 外断熱に防音を期待するのは間違い外壁より窓を意識する！

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外断熱は優れた工法ですが、万能ではありません。

 

例えば、防音性能は断熱材の形状からそれほど高くはなりません。

 

防音に役に立つのは、外断熱と同時に施工するべき窓の断熱。

 

これにより、多くの音が遮断できたと声はよく耳にします。

 

高気密高断熱への関心が高まるにつれ、「外断熱は正義」のような風潮ができつつあります。

 

確かに外断熱は柱などの躯体を通じて、熱が伝わりやすい構造の場合、特に高い効果が見込めます。

 

具体的には鉄筋コンクリート造りの場合で、内断熱を入れても床部分から熱が逃げていくので外断熱が最適なのです。

 

それ以外の木造建築の場合、柱は熱伝導性が低いので、外断熱でそれほど効果が得られないという感想も聞くのです。

 

また、外断熱がオーバースペックという場合もよく聞きます。

 

北海道など特殊な地域を除いた、温暖な地域ならば、外断熱をするまでもないといった意見です。

 

内断熱に比べて、外断熱は1～2割り程度コストがかかるという特徴があります。

 

また、リフォームの場合も外壁をいったん撤去した後に、断熱材を施工しなくてはならないので、コストがかかります。

 

外断熱は優れた工法ではありますが、万能ではないのです。

 

断熱を強化すると、防音の効果が上がったという声はよく耳にします。

 

防音という事は、音を吸収する素材を用いているという事。

 

内断熱の場合は、吸音性に優れたグラスウールなどを用いるので防音性が高くなるのです。

 

一方、外断熱の場合に用いるのはマット状の断熱材のため、吸音性は高くはありません。

 

もちろん、断熱材による壁がもう一枚加わるという点で見ると、防音性は高くなると考えられます。

 

しかし、マット状の断熱材では防ぎきれない音があるのです。

 

例えば、ルーフバルコニーの場合。

 

小屋裏がない薄い屋根のようなものなので、雨音がどうしても気になるという声は耳にします。

 

これは、今ではすっかり見なくなってしまいましたが、トタン屋根の雨音が大きいというのと同じ理屈。

 

その場合は、バルコニーの上に重いものをのせるか人工芝を敷くというのが有効です。

 

吸音というよりは、雨があたる音を消すという方法ですね。

 

このように外断熱の場合、防音や遮音には、せいぜい、壁が1枚増えた程度の効果であまり期待できません。

 

断熱を高めるためのリフォームなら、それに加えて窓のリフォームをおこなうことで、防音と断熱両方に高い効果が期待できます。

 

内窓を加えるリフォームは工期もコストもかからず、効果は高いので非常におすすめです。

 

断熱と防音、同時に高い効果を期待できるのは窓。

 

外壁だけでなく窓のリフォームもお忘れなく。

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