外断熱と屋上防水の同時施工は効率が良くて効果的です
屋上がある家は構造上、断熱が弱い傾向にあります。
そこで、外断熱と屋上防水を同時に施工する方法が一般的。
外断熱用の部材の上から屋上防水用のアスファルトを施工するのです。
外断熱と屋上防水の同時リフォームで安心と快適がかないます。
2階建てで屋上がある住宅というのは、あまり聞いたことがありません、屋上があるということは3階建ての家。
3階建ての家を建てる、引っ越すといった場合に意外と気が付いていないのは、最上階は熱くなるということ。
その理由は熱い空気が上がるから、3階の日差しを遮るものがないからなどの理由がありますが、一番は断熱。
2階建ての住宅の場合は屋根と天井の間に小屋裏というスペースができます。
しかし3階建ての場合は小屋裏が狭い、もしくはまったくないというケースがあるのです。
その場合、断熱材を厚くするのが効果的、老朽化した中古住宅の場合なら、外断熱と屋上防水を一気にしてしまうというのも手です。
内断熱を用いた場合には、住宅の骨組みである躯体の温度が、寒暖の差の影響を強く受け劣化が早まります。
外壁よりも強い直射日光を受ける屋上の場合、温度差は大きくなるので、さらに劣化が進みます。
躯体ごと断熱をおこなう外断熱の場合、室内と温度差が小さくなる効果があるので、躯体に与える影響を小さくできるのです。
外部との温度差が小さくなることで、外断熱は結露の防止にも有効です。
そして屋上は雨や雪を防ぐ重要な部位、防水は非常に大切です。
効果の薄い断熱材が入った内断熱を、外断熱に切り替え屋上防水を強化する工法は、現在一般的になりつつあります。
外断熱と屋上防水をおこなうには、断熱層の上に防水層を造る工事をおこないます。
防水層を施す方法にはいくつかあり、主に用いるのはアスファルト。
「熱アスファルト工法」は、熱で溶かしたアスファルトを屋上防水に用いる方法。
温度が下がるとすぐに固まるアスファルトの特徴を活かしたもので、工期の短縮が見込めます。
しかし、溶けたアスファルト特有の匂いや作業中の事故の危険性というデメリットもあります。
「トーチ工法」は、アスファルトのシートをトーチであぶりながら張り重ねていく方法。
熱アスファルト工法に比べて大掛かりな設備が不要ですが、高い技術が求められます。
「シート工法」はアスファルトのシートを熱さずに貼り重ねていきます。
一番コストがかからないのが、シート工法。
外断熱の発泡シートをしきつめた上に、防水シートをかぶせます。
屋上防水で一番用いられるのは塗装ですが、それだけでは室内外の温度差が大きいので劣化が激しく、2、3年で再塗装が必要です。
そこで、断熱材も同時に施工することで塗装だけの施工よりも防水の効果を長く保つことができるのです。
屋上がある古い住宅の場合は、外壁はもちろんですが屋上防水、同時に外断熱の施工をやってしまう。
快適で安心の住まいのできあがりです。
外壁塗装の総合情報
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