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外断熱だから火災に弱い!こんな風にいわれていますけれど、、、

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外断熱と内断熱の議論は水掛け論の様相を呈しています。

 

例えば火災に強いのはどちらか?

 

国の基準は両方ともクリアしているのですから、火災には両方とも強いでは不十分なのでしょうか?

 

外断熱だから危険とか大丈夫とか、言える話なのでしょうか?

 

非常に不毛な内・外断熱の議論

構造躯体の内部に断熱材を入れるのか、外側にほどこして外断熱とするのか。

 

ネット上で調べるとなんだかお互いに主張をしており、一概にどちらがよいと言える雰囲気ではなくなっています、

 

特に、家の基本性能として高断熱・高気密が重要視されるようになってからなおさらなのです。

 

でも、はっきりしていることが2つほどありますから述べておきましょう。

 

まず、今考えている住宅の立地は断熱を真剣に考えなければいけないほど、寒冷地なのか?という点。

 

例えば北欧から輸入している住宅が売りのメーカーがありますが、そこの仕様は東京より7~15度気温が低い場所のもの。

 

そして内断熱を採用、メーカーが公表している断熱性・気密性の数値がトップクラスでもこれなのです。

 

その後に寒さに強い外断熱といわれても、ちょっと困ってしまいませんか?

 

いやだから、断熱方法なんて内でも外でもどっちでもいいんじゃないですか?という話、特に北海道など寒冷地でもない限り。

 

そして、もうひとつ、外断熱は構造上、薄い断熱材しか施工できなくなっています。

 

つまり、厚手のインナーを着るのか?薄手のアウターをはおるのか?という話なのです。

 

厚みではなくて断熱材の性能がどうしたとかそんな話にも発展しそうではある話題。

 

結局どちらでもいい、という結論になりそうなのですが、、、。

 

断熱材が熱に強ければ火災に強いのか?

さて内断熱派の主張を聞いていると、外断熱は火災の時に危険とのこと。

 

なぜならば石油由来の製品を断熱材に用いているので、いくら難燃性・不燃性といえども燃えてしまうとの主張です。

 

ちなみに外断熱によく用いられる素材の引火温度は259度、発火温度は514度。

 

内断熱にもちいられるグラスファイバーはそれぞれがもっと高いという主張なのです。

 

でも259度以上となって断熱材がいくら無事でも、他のものが燃えだす気がするのですが、、、。

 

両方とも国の基準はクリアしているのです

火災に対してどれぐらい強い住宅なのか?火災に弱い住宅が建っていては、近所への延焼を招きます。

 

ですから建築基準法の耐火基準をクリアしたもの以外は日本では建てることができません。

 

それだけで十分ではないかと考えるのです。

 

外断熱であろうと内断熱であろうと、国が定めた一定の耐火基準をクリアしているのだから安全と考えればいいのではないか。

 

なんだか、工務店同士の外か内かの議論に目を通していると、非常に不毛な気がしてならないのです。

 

外であろうと内であろうと、耐火基準をクリアしていれば十分、そう考えていきましょう。

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