外断熱 出窓

トップページ ＞ 外断熱のデメリットを考えたら外断熱の完璧さが見えてきた！ ＞ 出窓は外断熱効果を台無しにするぞ！オシャレな出窓が命取り！？

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昔はずいぶん流行った出窓ですが、近年ではすっかりすたれました。

 

理由は様々ですが、外断熱もふいにしてしまうほどの、断熱性の低さもその一つ。

 

外断熱にするなら特に、出窓はNGな設備といえるのです。

 

昔流行った出窓ですが、最近ではすっかり人気がなくなってしまいました。

 

なぜ人気がなくなったか？出っ張りになっている分、掃除が面倒、外壁の造作が増える＝コストがかかる。

 

更にはサッシが通常よりも高くつく、全開放はできないので、解放感にも欠ける、物を置くにしても日に焼ける。

 

何かを置いておかないと決まらない、カーテンも高くつく、将来的には雨漏りが心配、、、。

 

何だ？出窓って一個もメリットがないではないですか、人気がなくなっても当然の設備ですね。

 

しかし、例えば狭小住宅の場合。

 

床面積を拡大せずに、建築基準法に引っかからないようにしたまま、住空間を広くするのに出窓は有効な手段。

 

例えば、テレビボードの代わりにするとか、ちょっと腰かける空間に使うとか。

 

そんな風ならば、まだ使い手があるのが出窓ではあります。

 

でも、そうなると窓というイメージからはずいぶん外れてしまいますね。

 

加えて、サッシ部分が大きくなるので断熱性が低くなる。

 

これも最近、出窓が敬遠される理由。

 

せっかく外断熱で、断熱性の高い家を作ろうとしても、出窓から熱が出入りしてしまっては、全く意味がありません。

 

更には、出窓の出っ張ったスペースには外断熱が施せなくなりますからなおさら。

 

結露が激しいことも、施工する前からわかってしまっています。

 

それでも、出窓が欲しいのでしょうか？以上の理由から新築で出窓にする人は、本当に減っているのです。

 

内断熱だけでは断熱性に疑問があるから、リフォームで外断熱も追加した、というケースを最近耳にしました。

 

ここでも困ったのが出窓をどう扱うかだったそうで、外断熱を追加しても出窓がそのままだったら意味がないと説得。

 

出窓の内側にもうひとつ窓を取り付けることで納得してもらったと、知り合いの工務店の社長がいっていました。

 

外断熱にこだわるということは、非常に断熱に対して意識が高い家。

 

にもかかわらず、断熱性の元凶ともなり得る出窓を放置しておくわけには絶対に行かないし、クレームになるというのが社長の判断。

 

結局、出窓はまるで使い手のないサンルームのような扱いになってしまったのですが、断熱性はバツグン。

 

外断熱の効果も加わって、非常に満足してもらっているとの話です。

 

断熱の方法の前に、窓を考える。

 

過ごしやすい家はまず窓からというのは、最近では常識となってきましたが、昔の家はその点を軽視したものが多いもの。

 

出窓はそんな悪い遺産の一つです。

 

できることならば、新しく設けないことをおすすめします。

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