外断熱 石油ファンヒーター

トップページ ＞ 外断熱のデメリットを考えたら外断熱の完璧さが見えてきた！ ＞ 石油ファンヒーターと外断熱の住宅、相性はどうでしょうか？

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外断熱などで断熱性を高めて結露の発生を抑えようとしも、石油ファンヒーターは燃料を室内で燃やすもの。

 

どうしても結露と無縁ではいられません。

 

石油ファンヒーターと外断熱を用いるような住宅、相性はあまり良くなさそうなのです。

 

スイッチを押せばすぐに暖かくなる、部屋中に暖気が行き渡りやすい、ランニングコストが安い。

 

エアコンなどと違って動かしやすい、、、この様に、石油ファンヒータのメリットは数々あります。

 

しかし、使用した人なら経験があるかと思いますがまあ酷いのが結露、使っているうちに窓ガラスがベタベタになってしまいます。

 

また、給油方法にもよりますが、手間がかかるというのも大きなデメリット。

 

「灯油が足りません、給油してください」という機械的なアナウンスには、うんざりさせられるもの。

 

でまた、給油した後がこれまた面倒、手が灯油で汚れた日には独特の臭いに悩まされることになるのです。

 

そして２時間程度で一旦切れてしまうというのも面倒な点。

 

灯油を燃やして暖を取るので、一定時間で運転を止めて換気をうながす仕組みなのでしょうが、「うーん」という感じです。

 

省エネの住宅が近年のトレンド、住宅の外の環境の影響を極力受けないように、断熱材も断熱方法も進化しました。

 

断熱材のグラスウールやポリスチレンフォームも高性能なものへ。

 

断熱方法は構造躯体の中に断熱材を設置する内断熱から、構造躯体の外側からすっぽりと断熱材で覆う、外断熱へ。

 

もしくは、内断熱と外断熱の併用へ、外壁材に断熱材が仕込んであるケースも一般的になりましたね。

 

しかし、外断熱など断熱方法が進化しただけでは片手落ち、高断熱の次は高気密。

 

温かい空気を逃さない、冷気を侵入させない高い気密性も省エネ住宅には欠かせません。

 

外断熱を用いるような近年の住宅は、高気密と大抵セットになっています。

 

そんな省エネ住宅と石油ファンヒーター、実は相性があまり良くありません。

 

高気密の環境下で多くの湿気を含んだ空気が部屋に充満する。

 

石油ファンヒーターは、燃やした灯油の量と同等の水蒸気を発生させます。

 

3.6リットルのタンクが空になったら、その分の水が部屋に撒かれたのと同じこと、高気密の家ではその水蒸気が出て行きません。

 

もちろん、結露につながります。

 

せっかく外断熱を取り入れて壁内結露が起きないように、気を使っていても室内で結露が起きていては、、、なのです。

 

加えて、外断熱の住宅ならば気密性ももちろん高いもの、すると、室内に新鮮な空気が供給されづらい。

 

物を燃やすと急速に酸素が失われますから、石油ファンヒーターのセンサが反応して停止してしまう、これはかなりのストレスです。

 

外断熱が用いられるような最近の住宅と石油ファンヒータは、このようにあまり相性が良くありません。

 

できれば空気を汚さない床暖房やエアコンで暖を取りたいところです。

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