サイディング 30分耐火

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高さ制限に容積率、建ぺい率など実にさまざまです。

 

厳しい場合には外壁の色なども規制にあったものを使用する必要がある場合もあります。

 

京都などは厳しいで有名ですよね。

 

回りの景観にあわない住まいを建てようとすると、すぐにストップがかかりますから注意しなくてはいけません。

 

そんな中、防火地域では耐火建築物が必要になるケ－スもあります。

 

ついつい混同しがちなのは防火と耐火です。

 

防火と耐火、いっしょじゃないの？って思いがちですが、全然違います。

 

耐火構造となると非常に厳しいものとなります。

 

そもそも耐火構造の対象建築物は鉄筋コンクリ－ト造もしくは重量鉄骨といった非常に頑強な構造の建物が対象です。

 

ですから、サイディングなどを使用するのは耐火構造ではなく、多くの場合防火構造ということになります。

 

３０分耐火のサイディングは当たりまえですが、実験によって３０分耐火のサイディングと認定されて初めて証明できます。

 

防火地域及び準防火地域と位置づけられる地域では、防火性能の高い製品でしか使用できません。

 

実験には実際の外壁を再現して、そこに火をつけるという方法がとられます。

 

下地はもちろんのこと、しっかりと塗装した状態で火を浴びせます。

 

下地には防水シ－トを貼って、べニアなども実際の外壁の構造通りにつくるということなので、驚きです。

 

800度の熱い火を30分間浴びせ続けて耐えると初めて３０分耐火のサイディングと認められるのです。

 

火にかけて30分、内部の構造部まで火が透過していなかったら実験成功で見事３０分耐火のサイディングとして大手を振って住まいのサイディングに使用できます。

 

この30分は実は大切な30分です。

 

火事がおきて消防車が到着する時間を見越した30分なのです。

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