サイディング 塗装 クリア

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外壁の劣化を防ぐ場合には再塗装が有効ですが、単色ではサイディングの意匠を活かしきれない場合があります。

 

そこで用いられるのはクリアの塗料。

 

クリア塗装なら凝ったサイディングのデザインを活かして、保護することができるのです。

 

住宅をきれいに保つための、UVカットや親水性コートなど様々な機能は塗装でなされています。

 

そしてその塗装は劣化していくものですから、10年程度でメンテナンスしなくてはいけません。

 

そのまま放置しておくと、サイディングボード自体、さらには内部まで劣化が進み補修する際、莫大な金額がかかります。

 

ですから、必要になるのが外壁の再塗装。

 

さて、メンテナンス用の塗料ですが大きく分けてエナメル系の有色塗料とクリア塗料の2種類が用意されています。

 

有色塗料が向くのは、もともと単色のサイディングを用いていた外壁。

 

色数も豊富なので、本来の色合いを復元することも、まったく違ったイメージで塗装することも可能です。

 

しかし最近よくある、インクジェットで模様が描かれたタイプのサイディングなど、多色を用いている場合は向きません。

 

元の風合いを大きく損い、建築当初の意匠がすべて台無しになってしまいます。

 

この場合に用いるのはクリア塗料。

 

文字通り透明な塗料で、元の色調や風合いをそのまま生かします。

 

ですから、退色や劣化があまり進んだような場合は、そのままの色合いが残ってしまいます。

 

外壁の傷み具合によっては、施工が行えないこともあるのです。

 

早めの再塗装が必要ですから、目安は7～8年程度になります。

 

クリア塗料の代表的なブランドの特長を見ていきましょう。

 

「ピュアライドUVプロテクトクリヤー」は日本ペイントが出している商品。

 

「ニッペ」の愛称で知られる日本ペイントは、その前身からたどると130年以上の歴史を持つ塗料工業会社。

 

様々な製品を作っており、車好きの人なら誰もが知っているマジョーラも日本ペイントの商標です。

 

ピュアライドUVプロテクトクリヤーは防藻・防カビ性に優れ、親水性を持っているので、汚れを包み込むようにして流します。

 

また紫外線に弱いのが、クリア塗料の弱点でしたが、紫外線吸収剤を加えることにより、その弱点を克服しました。

 

ツヤ有り以外にも、ツヤを抑えた設定もあるので、ピカピカの派手な仕上がりを嫌う方にも好評。

 

さりげなく、外壁の塗装を終えることができます。

 

耐久性は10年程度、最近では普通になりましたが、以前からは考えられない耐久性です。

 

他のメーカーでいうと、エスケー化研「クリーンSDトップ」、日本特殊塗料「シルビアUVカットクリヤー」などがあります。

 

クリア塗料は日々進化し、高い性能を持つようになってきました。

 

ただ、外壁が本格的に劣化する前に施工すること、これだけは注意してください。

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