サイディング 塗装違い

トップページ ＞ サイディングの価格と性能を徹底比較＆研究！ ＞ サイディングのベースによって塗装は変わる違いを検証

ツイート　　

サイディングの種類によっておこなわれる塗装は大きく違います。

 

デリケートな塗装が必要な木質系、そもそも塗装が不要な樹脂系など、面白いサイディングも発売されているのですが一般的ではありません。

 

塗装の違いでメンテナンスの時期に違いが出ることには変わりはないのですが。

 

現在、住宅に主に使われるサイディングは窯業系と金属系。

 

窯業系はセメントを固めたもの、金属系は錆びにくい金属をそれぞれサイディングのベースにしています。

 

その後、色が付いていないと住宅の外観としてどうなんだという点と、ベースの保護のために塗装をおこないます。

 

窯業系の場合は塗装がないと水がしみ込んできてしまい、ベースがダメージを受け、反りやヒビの原因となります。

 

そして、様々なデザインのものが求められているので塗装は必須となっています。

 

金属系は塗装がなくても、特にガルバリウムは独特の質感が一部で人気なのですが、塗装したものを用いるほうが一般的です。

 

塗装をした方がデザインが豊富になり、防錆の金属を使っているとはいえ、長持ちするメリットがあるからです。

 

使われる塗料によって塗装の持ちにも違いが出てきます。

 

最新の塗料が用いられているものの場合、30年間もメンテナンス不要というものも発売されるようになりました。

 

さて、サイディングの種類は以上の2つしかないわけではありません。

 

日本ではあまりメジャーではないですが、「木質系」と「樹脂系」があります。

 

木質系サイディングは天然の素材をそのまま生かすので、独特の風合いが一番の魅力になります。

 

用いられる塗装の種類は他のサイディング同様にクリア系やエナメル系。

 

中には、より自然な仕上がりを求めるためにオープンボアやオイル剤を用いる場合もあるようです。

 

しかしどんな塗料の種類を使っても、天然木を用いているので、窯業系や金属系と比較にならないぐらい水分に弱いのが特長。

 

したがってメンテナンスの塗装は、他のサイディングよりも短い周期で行う必要があります。

 

汚れを落としてサンドペーパーで研磨した後、塗装をする手順になりますが汚れを落とす際に高圧洗浄はおこないません。

 

樹脂系サイディングは非常に優秀な素材で、耐久性や耐衝撃性に優れており、軽量で施工しやすい特長があります。

 

そして、そもそも塗装せずに使用するのでメンテナンスが不要という、非常に大きなメリットがあります。

 

顔料が素材自体に練りこまれているのです。

 

優秀な素材なので、欧米の外壁はほとんどがこのサイディングを用いているという話もあります。

 

日本での使用が広まらないわけはデザインの選択肢があまりにも少ない点と、施工できる工務店の少なさです。

 

劣化した場合は自分で張り替えるのも簡単、とのことですが、DIY文化が浸透している欧米と日本では事情が違います。

 

この点も、日本で樹脂系サイディングの使用が広まらない原因です。

ツイート　　

スポンサーリンク