外壁 サイディング 重ね貼り

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外壁のダメージにはサイディングの重ね貼りがおススメです。

 

コストの削減、住環境の向上などメリットは多々あります。

 

劣化した外壁の上からサイディングをもう一枚作る重ね貼りには、軽量の金属サイディングが用いられるのが普通です。

 

サイディングは表面を保護する塗装の劣化や、コーキングの劣化を放置しておくとボード自体がダメージを受けてしてしまいます。

 

外壁は家を外部環境から守るためのもの。

 

内部は当然、雨風や温度変化に耐えられるようにできてませんから、外壁の劣化は構造自体の劣化につながります。

 

そうなると、家一軒を建てなおすことになり泣くに泣けない結果となってしまいます。

 

そうならないために、サイディングの定期的な塗装やコーキングの打ち直しなど、メンテナンスは怠ってはいけません。

 

しかしサイディング自体が劣化してしまった場合、打つ手が全くないわけではないのです。

 

部分的な劣化ならボードをその分だけ貼りなおす。

 

外壁全体が劣化している場合に、もっとも用いられる方法が、サイディングの重ね貼りです。

 

重ね貼り、文字通り古いサイディングの上から新しいサイディングをもう一枚貼っていく方法。

 

これには、さまざまなメリットがあります。

 

壁が2重になるのですから、その分断熱性や遮音性が高くなり、住環境が快適になります。

 

また、まったく新しい外観になるので、新築したかのような気分を楽しめます。

 

もちろん、新しいサイディングに貼り替えるという方法もあるのですが、その場合には解体の費用や廃材が発生するのです。

 

その費用は、2階建て延床面積45坪程度の標準的な住宅の場合30万円程度。

 

これを節約するだけでも、重ね貼りのメリットは充分にあるのではないでしょうか。

 

重ね貼りに用いられるのは、もっぱら金属サイディング、理由は窯業系サイディングの約1／4という軽さがあげられます。

 

そもそも外壁はその外側に、何かを貼り付けられるような設計になっていません。

 

そこに、重量のあるサイディングを重ね貼りしてしまうと、脱落の危険性や耐震性の問題が起こります。

 

また外壁リフォームに向きに開発された商品が豊富にそろっているのも、金属サイディングがよく使われる理由です。

 

金属サイディングのデメリットは、窯業系サイディングと比べて値段が高い点。

 

デザイナーズハウスでよく見る、塗装などがされていないタイプの金属外壁は安価なのです。

 

しかしサイディングとなると芯材や断熱材を入れたり、塗装やエンボスの加工が入るので、どうしても値段が上がってしまいます。

 

深いエンボスを作ることができる窯業系と比較するとデザインの幅が狭いことも、金属サイディングのデメリットといえます。

 

どうしてもデザインで気に入るものがない場合や元のサイディングに反りが出てしまっている場合は重ね貼りはおススメできません。

 

その場合は貼り替えになりますが、逆にいうとそれ以外は重ね貼り以外考えられないほど、デメリットのない方法なのです。

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