サイディング 塗装 必要性

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とりわけ窯業系サイディングにおいて、塗装は外壁の意匠のために、高い必要性を持ちます。

 

さらに、住宅を守るという機能においても塗装は重要で、経年劣化を回復するためにも再塗装の必要性は高いものがあります。

 

デザイン、機能両面で塗装は必要不可欠なのです。

 

徒然草ではないですが「家は体をあらわす」といったりして、家には住んでいる人の個性が出るものです。

 

学校教育などでも、個性が尊重されるようになって久しいためか、家にも個性が求められるようになりました。

 

外壁にも個性を!!そんな風潮に応えるために、サイディングにも様々なものが用意されており、素材も色々です。

 

もっとも広く扱われているものは、木片などをまぜたセメントなどをプレスしたもので「窯業系」と呼ばれます。

 

バリエーションも豊富なので、タイル風やレンガ風など施主の要求に広く答えることができます。

 

ガルバリウムやアルミニウムなどの防錆処理した金属板と断熱材によって作られたサイディングは「金属系」です。

 

軽量さや断熱性の高さ、金属独特のデザインを持つことが特長ですが、最近は塗装により窯業系と変わらないデザインのものもあります。

 

塩化ビニールが原料なのが「樹脂系」、軽量で耐久性が高いのが特徴。

 

「木質系」は天然木などに塗装を施したもの。

 

ナチュラルな雰囲気が魅力ですが、メンテナンスに手間がかかります。

 

さて以上様々な素材をあげましたが、そのままでは、耐久性において問題があります。

 

直射日光や雨風にさらされ続けると、どんな素材でも年月がたてばダメージが積み重なっていきます。

 

退色や日焼け、汚れなどを防ぐためにも表面を塗装する必要性があるのです。

 

たいていのサイディングは、工場から出荷される段階で塗装がなされており、親水コートやUVコートなどの機能が付加されています。

 

しかし、それらの塗装も永遠に無事であるはずもなく、使用されている環境に応じて定期的に再塗装をしなくてはなりません。

 

その塗料にもさまざまな種類があり、耐久性や機能で違いがあります。

 

• 「アクリル」
• 「ウレタン」
• 「シリコン」
• 「フッ素」

これらが主に使われている塗料の種類ですが、アクリルから順に寿命が長くなります。

 

同様に値段も高くなっていきますが、施工自体の手間はそう変わりません。

 

2階建ての家の場合、足場を組むところから始めなくてはならず、そのために20万円程度の費用がかかります。

 

また、職人さんの人件費もそれほど変わりません。

 

そう考えると、多少高めでも耐久性のある塗装をしたほうがよいということで、シリコン系の塗装が人気を集めています。

 

外壁を守り美しく見せる塗装は、家の印象を左右する大きな要素です。

 

美観のためはもちろん、家を長持ちさせるためにも定期的な再塗装は、必要な工程なのです。

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