サイディング 塗装 フッ素

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サイディングには塗装のメンテナンスが欠かせませんが、その塗料で注目なのがフッ素系です。

 

優れた性能を持つフッ素系での塗装はおススメなのですが、費用がかかるのが問題点。

 

サイディングを長持ちさせる塗料、お金の掛け方は悩みどころです。

 

フッ素と聞いて何を思い浮かべるしょう、まずは虫歯の予防でしょうか。

 

歯のミネラルは食事のたびに溶け出し、唾液によって戻される、これらのサイクルが崩れると虫歯の原因になります。

 

唾液によって戻されるミネラルを吸収しやすくし、その際に歯の表面のエナメル質を強くする働きを持つのがフッ素。

 

加えて、虫歯菌の活動を抑える機能も持っています。

 

またフッ素樹脂加工というとピンと来ないかもしれませんが、「テフロン」と聞くと知らない人はいないでしょう。

 

焦げ付かない鍋やフライパンのアレです。

 

多くのフッ素樹脂加工の中で、デュポン社が開発したものがテフロン。

 

バンソウコウが、バンドエイドとかキズバンとかサビオと呼ばれるのといっしょです。

 

フッ素樹脂加工は焦げ付かないとか、汚れが落ちるという特長を持っていますが、これは摩擦係数が小さいという特性からです。

 

以上の例から、フッ素は汚れが付きにくく落ちやすいというイメージがあります。

 

フッ素系塗料も同様で低摩擦性に加えて耐熱性や耐薬品性、はっ水性、6などの特長を持っています。

 

つまり他のものより、住宅の外壁に用いられるサイディングの塗装に向いているのです。

 

そんなフッ素系塗料をさらに有名にしたのが、東京スカイツリーに採用されたことでしょう。

 

高さ634mという高さ、常に雨風や日光にさらされているという環境、これらに対応し得る塗料がフッ素系塗料でした。

 

建築物だけでなく他にも自動車や航空機など、過酷な使用環境での塗装にも幅広く用いられています。

 

サイディングの多くの機能を左右するのが、表面になされる塗装。

 

ですから、塗装が劣化するとサイディング自体も劣化し、さらには住宅自体の寿命に大きな影響を及ぼします。

 

そこで塗装を何度も塗りなおす必要が出てきますが、耐久性にすぐれたフッ素系塗料の場合、その回数が少なくて済むのです。

 

他の塗料が5～15年で再塗装の必要があることに対して、フッ素系塗料は約20年、その耐久性は群を抜いています。

 

よいことばかりのフッ素系塗料の問題点は、値段が高価なところで、他の塗料に比べると1.5～2倍となってしまいます。

 

これにより、サイディングのメンテナンスの期間が延びると考えるべきなのか。

 

それとも、少ししか伸びないのなら安価な塗料で何度も塗装したほうがいいと考えるべきなのか。

 

使用環境などによって、条件は大きく異なりますので、高価なほどよいとは一概にはいいきれず、悩ましいところです。

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