サイディング 塗装 下地 下塗り

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サイディングの塗装の際に大切になるのは下地作り。

 

洗浄や下塗りは仕上がりにかかわる重大な工程です。

 

下塗りの塗料の種類は多く、上塗りの塗料に合わせて選びます。

 

サイディングの塗装の仕上がりは下地次第、評判の良い業者に依頼したいものですね。

 

サイディングの塗装が雨風、直射日光、寒暖の差などで劣化した場合、再塗装をおこなうことになります。

 

再塗装用の塗料の種類はウレタン、シリコン、フッ素などにわけられ、後になるほど耐久性が高くなります。

 

もちろん、その分値段も高くなるので、考えどころ。

 

一番安い塗料と、最も高価な光触媒塗料を比較すると塗料の料金だけで3倍も違います。

 

光触媒塗料は日光で汚れや悪臭の原因を分解する機能があり、汚れないばかりか長期間の耐久性を持っています。

 

その価値に価格なりの価値を見出すかどうかは施主次第なので、難しいところですが。

 

さて、それだけ高価な塗料を使ったとしても塗装後の被膜の厚さで考えると、ほんの1mm以下、大変薄いものです。

 

それだけの薄い層でサイディングを保護するという大仕事をするのですから、ベースにしっかり固定することが大切です。

 

そこで大きな役割を果たすのが、下地。

 

下地を塗る下塗りの工程が、しっかり行われていなければ、上にどれだけ高価な塗料を用いても全く意味がありません。

 

最後の塗装がきれいにできていれば、素人目では工程は完了したと思いがち。

 

しかし、塗装は1mm以下の薄い膜、下手な下塗りの上では簡単にはがれていってしまいます。

 

悪徳業者と呼ばれるところは、下塗りをおこなわなかったりと、なかなか大胆な手抜きをするようです。

 

再塗装の際に、以下の工程をやっているかどうかをチェックするだけで手抜き工事が防げます。

 

塗装をおこなうには、塗装面がきれいであることが絶対条件です。

 

汚れや藻、古い塗装などを落とすために、下地処理として洗浄をおこなます。

 

ここで使われるのが高圧洗浄機、通販で扱っているようなタイプのほぼ倍の圧力で汚れや藻、古くなった塗料を洗浄します。

 

そして1～2日、自然乾燥したのちに下地の塗装に入ります。

 

下地の塗装によく用いられるのは、カチオン系とエポキシ系。

 

カチオン系は、よくしみ込み付着性も高いもの、また、エポキシ系は下地の補強効果に優れています。

 

両者とも、上塗りの塗料によって使い分けるのがもっぱらで、細かく分けると更に複雑になります。

 

下塗りの塗料の選択は、業者の腕の見せどころのひとつといえるでしょう。

 

下塗りは大切な作業ですが、その前に行うべき作業も忘れてはいけません。

 

サイディングボードをつなぎ隙間からの水の浸入を防ぐ、シーラーの打ち直し。

 

シーラーは、たいていの塗料より耐久性が低く、ひび割れなどが生じていますから、一緒に施工するケースがほとんどです。

 

このような工程すべてが終わって、やっと下地の完成です。

 

手間がかかる地味な作業ですが、きれいな仕上がりのために絶対に欠かせません。

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