モルタル 塗装 サイディング

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モルタルもサイディングも仕上げは塗装。

 

その耐久性も塗装に左右されますので、メンテナンスは欠かせません。

 

劣化した場合、モルタルの外壁には、塗りなおしとサイディングを施工する2つの方法があります。

 

いずれも住宅を長持ちするには必要なメンテナンスです。

 

サイディングが登場するまでは外壁といえばモルタル、他に選択肢は、ほぼありませんでした。

 

モルタルの特徴に、デザインの豊富さがあげられます。

 

コテで模様を付ける、タイルを貼る、凹凸を作るなど手作業ならではの雰囲気は、工業製品のサイディングではできません。

 

リシンやスタッコと呼ばれる、外壁材を吹きつけるという定番の仕上げ、これを模した壁紙はいまだ高い人気。

 

また曲線の造形もサイディングでは不可能、注文住宅ならではの凝った外壁が希望ならば、モルタルを用いるのが一番です。

 

また防火性の高さという特長もあります。

 

一方で、経年によるひび割れができやすいという点や、すべて手仕事になるので工期が長いといったデメリットもあるのです。

 

さて、モルタルの防水性は低いので、仕上げに塗装をおこない防水と見栄えを向上させます。

 

そして塗装は経年劣化を起こしますので、メンテナンスが必要。

 

放置をするとひび割れから水分が内部に侵入し、構造材が腐食してしまう可能性があり、住居本体がダメージを受けます。

 

それを防ぐためにも、ひびはフィラーやシーリング剤で補修をおこないます。

 

また、浮きが生じるなど大規模なダメージが外壁にある場合は、モルタルを撤去して再施工する必要があるのです。

 

さて、最近ではサイディングが主流になったので、モルタルの外壁は30年以上経過した住宅に多くなっています。

 

定期的にメンテナンスがおこなわれていない限り、劣化は相当進んでいるもの。

 

そこでリフォームとなるのですが、その方法にはいくつかあります。

 

まず、現在のモルタルを撤去するかどうか。

 

撤去すると下地を見て状態をチェックできるので、劣化部分を補修することができます。

 

その後モルタルで再施工するか、サイディングで新しく外壁を作りなおします。

 

次に、現在のモルタルの上からサイディングを施工する方法をとる。

 

目視による下地のチェックはできませんが、撤去する手間がないので、工期は短くてすみますし費用もかかりません。

 

結局、予算次第ということになりますが、築年数が高い住宅なので、モルタルを撤去・下地のチェック後の再施工がおススメ。

 

それがかなわない場合は、上からサイディングを重ね貼りする方法をとることとなります。

 

重ね貼りはその分重量が増えるというデメリットもありますが、一方で壁の厚みが増すので防音・断熱の向上というメリットも。

 

サイディング、モルタルにかかわらず、外壁は住宅を守る重要な部位です。

 

メンテナンスは定期的に、リフォームは徹底的におこなうのが理想といえます。

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