ペアガラス 3重

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高断熱をセールスポイントにしている住宅メーカーの多くは、窓にペアガラスではなく３重ガラスを使っています。

 

３重ガラスの断熱性の効果はペアガラスと比較して２倍とか。

 

新築だけでなく、リフォームで導入するのも良い方法ですね。

 

大人気の某高級輸入住宅メーカーのことを少し調べていたのです。

 

そのメーカー、セールスポイントの一つは高い断熱性。

 

しかし、壁面における断熱の工夫を調べていても、取り立てて新しい技術を使っているわけでもありません。

 

では、なぜそのメーカーの住宅が高断熱を実現しているのか？

 

その秘密は窓なんですね。

 

国内の住宅メーカーの多くはペアガラスの窓を採用している、しかし、そのメーカーの窓は３重。

 

加えてアルミ製もしくは樹脂製が多い日本のサッシと違って、そのメーカーが採用しているサッシは木製。

 

もちろんサッシも国内生産ではない、輸入物を使っているのです。

 

人気の輸入住宅の高断熱の秘密は、ペアガラスではなく３重のガラス。

 

加えて断熱性が高い木製のサッシにあるのです。

 

一方で現在最も高い断熱性の数値を記録している、国産住宅メーカーといえば一条工務店。

 

こちらのメーカーも標準で採用しているガラスは３重のもの。

 

加えて、サッシはアルミよりも断熱性の高い樹脂性を採用しています。

 

一条工務店は、窓以外の壁面の断熱に非常に気を使っているメーカーです。

 

ですから、３重のガラスが断熱性の全てとは言いません。

 

それでも３重のガラスが高断熱に大きな働きをしていることは間違いがないのです。

 

３重のガラスの場合ペアガラスと比較すると、ガラスの間の中空層に熱対流が起こりにくい。

 

加えて用いられているガラスも、赤外線をさえぎるLow-Eガラスを用いています。

 

さらに中空層には空気ではなく、断熱性の高い特殊なガスを封入。

 

ですから、ペアガラスより高い断熱性を発揮するのです。

 

あるメーカーのデータによると、その断熱性は２倍にもなるといいます。

 

ならば、ペアガラスを３重のガラスにリフォームをすれば、高い断熱効果が得られるのか？

 

というと、これについては難しいところ。

 

なぜなら、３重のガラスへのリフォーム工事は従来のサッシにはめ込む方法を取るから。

 

ガラスの断熱性は高まるものの、サッシ自体の断熱性は変わらないからです。

 

では、サッシごと３重ガラスに交換するとなると、今度はコストが非常にかかる。

 

大きさによりますが１枚辺り10万円程度は覚悟しなくてはなりません。

 

ならば、どうするのが良いのか？

 

窓の断熱性をアップする方法は、３重ガラス化だけではありません。

 

例えばもう１枚窓を内側に追加することで、２重窓にする。

 

これならば、３重ガラスにするためにサッシごと交換するよりもコストも工期も短くすることができるのです。

 

サッシごと交換する方法がベストではありますが、それが全てではないということですね。

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