電気代の節約に大きく寄与するペアガラス
ペアガラスの導入は電気代の節約にはなります。
しかし、どの程度の節約になるかは難しいところ。
ペアガラスへのリフォーム代が電気代でまかなえるか?
これについは、はなはだ疑問といわざるを得ないのです。
YKK APは、ペアガラスを製造している企業の中でトップクラスの規模を誇ります。
そんなYKK APの調査によると、夏場の暑さが侵入してくる74%。
冬場の寒さが侵入してくる52%が、それぞれ窓からというのです。
ということは、部屋が暑いとか寒いとか、そんな悩みを解消するには窓をリフォームするのが一番効果的。
そんな風にいうことができるはず。
冷暖房の使用も抑えることができるので、電気代の節約にもつながるということです。
ならば、断熱性に優れたペアガラスを用いることで、どの程度の電気代の節約につながるのか?
当然ですが、これについては一概に言えないもの。
なぜなら、それぞれの住宅によって、窓の占める割合が異なるからです。
ある資料によると一枚ガラスの窓と、Low-Eペアガラスで間にガスを封入した窓と。
断熱性の効果を比較すると、約1.86倍だとか。
これがペアガラスでも樹脂サッシを使った場合ならば2.79倍、木製サッシならば3.42倍になるといいうのです。
これにより電気代がどの程度節約できるのか?
月の電気代が1万7,000円の家庭の場合、年間で約1万3,000円が節約できるという計算になるのです。
これは、一枚ガラスをペアガラスに交換した場合を考えたケース。
これが、樹脂サッシや木製サッシの併用の場合、まだまだ電気代を節約することができるはずなのです。
まあ、断熱性が2.79倍だから、節約できる電気代も2.79倍になるとは考えにくいのですが。
ペアガラスの断熱性の高さについては、先程見た数値だけでなく、近年建てられた住宅のほとんどがペアガラス。
このこともあわせて考えてみれば、すぐに理解できるはず。
ですから、窓をペアガラスに替えるとか、ガラスだけでもなくサッシも断熱性が高いものに替えるとか。
これらのリフォームで電気代安くなるのは間違いないでしょう。
ただ、電気代がどれだけ安くなるのか?ということについては断言はできないものではあるのです。
さて、それでは一戸建ての窓を全てペアガラスに交換した場合、かかる費用はどれぐらいになるか?
これも窓の面積は住宅によって異なることから、一概にはいえないのですが50万円から150万円。
100万円と考えて、先程の試算で節約できる電気代で割ると、実に77年!
これでは、とっても元が取れそうにありません。
しかし、電気代の節約だけではなく、快適性という点で考えてみてはいかがでしょうか。
冷暖房を使わない時期でも、なんとなく暑いとか寒いとか感じることは多いもの。
ペアガラスに交換することで、このなんとなく暑い・寒いが軽減できる。
これは、電気代の節約では測れないペアガラスの効果なのです。
外壁塗装の総合情報
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