ペアガラスのそばでの暖房器具の使用には注意が必要
冷暖房の効果を高めるのに定評があるペアガラス。
登場してからずいぶんたちますから、安心して導入できるものなのですが、使用には少々の注意が必要です。
例えば、暖房器具を近くに置く。最悪ペアガラスにヒビが入るということも起こるのです。
窓ガラスを二重にしたら、冷暖房の効率が上がり快適な家ができるのではないか?
そんなペアガラスが登場してずいぶん時間がたちます。
ペアガラスの間にガスを封入したり、真空にしたり。
そんな風にペアガラスは進化をし続けており、一段落した雰囲気。
多くの住宅メーカーも、標準装備で取り入れるほど、実績も充分な住宅設備です。
そんなペアガラスにも少々の弱点があります。
その一つが熱割れ、ペアガラスの室内側にヒビが入ってしまうというアクシデントが起こる可能性がある点です。
断熱性が高いペアガラスですから、サッシの屋外側と室内側、両方の温度差はかなりのものとなります。
暖められると膨張する、これはペアガラスでも同じこと。
膨張が過ぎて割れてしまう、これが熱割れです。
しかしこの熱割れ、通常の使用では発生はしません。
例えば暖房器具がペアガラスのそばにある、そんなケースで発生しやすくなるもの。
サッシの面の温度差が、特に大きくなるような条件下での使用で、発生するというものです。
ですからエアコンなどの暖房設備を設置する際には、ペアガラスに直接、風が当たらないようになっているもの。
通常の使用では発生しないという理由です。
しかし、持ち運びが可能な暖房器具を使っている場合、例えば石油分ヒーターなどをうっかりペアガラスの近くに置いてしまう。
これでは、熱割れが発生してしまいます。
近年のペアガラスは、大抵10年間の保証がついているものです。
しかし、近くに暖房器具を置いていた場合の熱割れについては保証の対象外。
使用法さえ誤らなければ、そう滅多に起きないトラブルなのです。
それ以外にペアガラスで起きがちなトラブルはないのか?
ほとんどなかったりする、だからこそペアガラスは広く使われているのです。
東北の震災で福島の原発が事故を起こして以来、節電の風潮が高まっています。
それ以前は、ペアガラスは必要ないだろうと思われていた温暖な地域ですら、標準仕様になりつつあります。
やはり、節電といえば冷暖房の効率アップ。
そのために暖房器具などを見直す必要もあるのですが、やはり必要なのはペアガラス。
住宅自体の断熱性のアップです。
更にペアガラスの性能をアップしたいならば、サッシを樹脂に変更する。
これで、金属製のサッシが逃していた暖房の熱を、室内に閉じ込めておくことが可能になりました。
ですから、これから住宅を新築で建てようと思っている際にペアガラス以外の窓の仕様になっている。
こんなケースでは、オプション料金を払ってでもペアガラスに変更すべき。
そこまで、信頼性が高い住宅設備がペアガラスなのです。
外壁塗装の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
同じカテゴリの記事
- ペアガラスが内部結露!保証は?内部結露で交換ならスペーシア
- ペアガラス用の断熱フィルムを検討中。フィルムに勝る対策が?
- ペアガラスの効果は?遮熱断熱防音防犯効果のあるペアガラス
- ペアガラスに防音効果は無いって本当?二重窓なら防音性が高い
- ペアガラスの熱割れを防ぐために熱割れの原理を知って予防!
- ペアガラスに交換する費用は?高額なら二重窓にしようかな
- ペアガラスはアタッチメントで一枚ガラスのサッシが使える!
- 私の勘違いペアガラスだから暖かい、は幻想?暖かい家の理由
- ペアガラスと雨戸どう違う?雨戸とペアガラス更に二重窓が最強
- ペアガラスの網戸は専用のものが必要オススメ網戸と虫対策も
- 最近のペアガラスは色が違うのはなぜ?
- ペアガラスに内窓を更に追加してスーパー快適な毎日
- ペアガラスの選び方はLow-Eガラスの面とガスの関係
- 結露防止のペアガラスに必要な条件
- 寝室は結露しやすいからペアガラスだけでは不十分?
- 単なるペアガラスの防犯性は低い!
- ペアガラスの間にできた汚れは掃除することがない!?
- 天窓はペアガラスを用いるだけでは不十分?
- ペアガラスと二重ガラスの違い
- ペアガラスを性能で比較をすると明らかな差がある!
- ペアガラスにヒビが入る「熱割れ」の対策は?
- 様々なアクシデントのための火災保険、ペアガラスの場合は?
- ホームセンターでの買い物で、ペアガラスの性能はアップする?!
- ペアガラスは概算見積もりをもらってから正式な見積もりをもらう
- 目隠しフィルムをペアガラスに貼ることのデメリット
- ペアガラスはメリットが大きいから広く使われている
- ぺガアラスに内部結露が発生してしまったら要メンテナンス!
- 断熱性が高い、木製サッシとペアガラスの組み合わせ
- 一筋縄ではいかないことも?輸入住宅のペアガラス
- ペアガラスがないことには、床暖房の魅力も半減
- 浴室をペアガラスにするのは、当然のことだから
- リクシルのトップグレードは、ペアガラスではなく3層ガラス
- ルーバー入りのペアガラス、選択するメリットはあるのか?
- グリーンのペアガラスは、オシャレでやっているのではない
- 玄関ドアがペアガラスでも、大効果は望めない?!
- ペアガラスの普及が一段落して、次は樹脂サッシの番なのです
- デメリットはもうありません、そういい切りたいペアガラス
- 出窓の弱点も、ペアガラスで克服可能
- 電気代の節約に大きく寄与するペアガラス
- 赤外線だけでなく、携帯の電波も阻害するペアガラス
- ブラインド入りペアガラスの弱点は保証期間
- 出窓の弱点も、ペアガラスで克服可能
- 防犯フィルムをペアガラスに貼るのは、何かと面倒
- 防火設備認定のペアガラス、遂に発売!!
- 防犯効果があるペアガラスも、破られる事自体は避けられない
- ペアガラスにリフォームする費用を抑えるには?
- ペアガラスについている10年保証の範囲は狭いもの
- 12mmのペアガラスでも、性能はずいぶん違うもの
- 断熱性はアップ、価格据え置きの16mmペアガラス
- 3重ガラスの断熱性は、ペアガラスと比較して2倍!