ペアガラス 樹脂サッシ

トップページ ＞ ペアガラスが結露！寝室が水浸し。ペアガラスだって結露する ＞ ペアガラスの普及が一段落して、次は樹脂サッシの番なのです

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ペアガラスの登場により、ガラスの断熱性はこれ以上望めないぐらいにアップしました。

 

ですから、ペアガラスの次に望まれているのが樹脂サッシによる断熱性の向上。

 

樹脂サッシはアルミサッシと比較しても熱伝導率の低さは格段の差。

 

性能向上が期待できるのです。

 

風が強いとか、雨が降っているとか、暑いとか寒いとか。

 

屋外の厳しい環境から、住む人を守るのが家の第一の役割と考えると、その中でも重要な役割をになっているているのが窓。

 

採光をおこないつつ、暑いとか寒いをシャットアウトするのが窓なのです。

 

そんな窓の性能を飛躍的に向上させたのがペアガラス、二重になったガラス窓で真空状態やガスを封じ込めたもの。

 

外からの光をそのままに、高い断熱性を実現することに成功しました。

 

その後開発されたLow-eガラスは、金属の皮膜をガラスの表面に施したもの。

 

このガラスをペアガラスに用いることで、赤外線を更に高い割合でシャットアウトすることが可能になりました。

 

結果、これ以上にないぐらいペアガラスの性能は向上したのです。

 

ところが、ペアガラスの周りに相変わらず使われているのがアルミ製のサッシなのです。

 

アルミ、つまり金属は熱の伝導率が非常に高い物。

 

これでは、いくらペアガラスの断熱が高くても、アルミのサッシからどんどん熱が入ってきて、逃げていってしまいます。

 

結果、ペアガラスには結露は発生しなくても、サッシに結露がびっしり、こんなことがよく起こったのです。

 

そこで、開発されたのが熱伝導率が低い樹脂サッシ。

 

樹脂サッシの熱伝導率がどれぐらいかというと、アルミサッシの実に1,000分の１だといいますから驚きです。

 

YKKのホームページによると、樹脂サッシを用いるだけで、年間の光熱費が実に１万5,000円弱節約できるといいますから耳寄りな話。

 

そこでこの樹脂サッシ、寒冷地はもちろん、比較的温暖な地域でも急速に普及が進んでいるのです。

 

さてこの樹脂サッシ、断熱性は高い、光熱費は削減できるということに加えて、カラーバリエーションが豊富という特徴もあります。

 

ならば、樹脂サッシに全く弱点がないかというと、実はそうではありません。

 

やはり価格はアルミサッシと比較してもやっぱり高め、家中のサッシを樹脂サッシにすると結構な出費になってしまいます。

 

そして、樹脂製と聞くと耐久性が気になる所ですが、コーティングが工夫してあるため、その点ではアルミサッシに全く劣らないのです。

 

新築にするならば、いっその事、全部の窓を樹脂サッシにしてしまうか。

 

そんな発想は非常に素晴らしいアイデア。

 

壁の断熱性を云々するよりも、はるかに低いコストで、高い効果が期待できるのです。

 

ペアガラス、そして樹脂サッシはこれからの住宅のスタンダードとなりそうなのです。

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