12mmのペアガラスでも、性能はずいぶん違うもの
一口に12mmの厚さのペアガラスといっても、性能は様々。
ペアガラスにはさまれている層に封入されている気体にも寄りますし、ガラスのコーティングでもずいぶん変わる。
もっと厚手のものならば、3重ガラスなども販売されています。
壁に入っているの断熱材の厚さや、素材、施工方法を色々と考えているぐらいならば、ガラスの質を考える。
なぜなら、熱が入ったり逃げたりするのは、主に開口部から。
実に70%が窓から、というデータもあるのです。
そのことに住宅メーカーももちろん自覚的、ほとんどの新築の住宅にはペアガラスがセットされています。
しかし、多くの人が気にするのは、ペアガラスか否かという点。
多少住宅について勉強している人ならば、サッシが樹脂製か否かというぐらい。
ペアガラス自体の厚みについて気にしている人は少ないはずです。
現在新築の住宅で主に使われているペアガラスの厚みは12mm。
ペアガラスの間に6mmの空気層を挟んだタイプです。
しかし、この空気層が厚くなればその分だけ、断熱性能は上がるもの。
ですから、12mmの厚みのペアガラスでは不充分と考えた場合は、もっと空気層が熱いタイプ。
9mmの厚みの空気層を挟んだ15mmタイプなども検討してみるべきなのです。
ならば12mmの厚みがあるペアガラスは全て性能は同じなの?
こんな風に考える人がいるかもしれませんが、実は同じではありません。
同じ12mm厚でも間に挟まれているのが、空気ではなく断熱性が高いガスであるとか。
用いられているガラスに赤外線を通さないコーティングがされているLow-Eガラスを用いているもの。
といった具合にバリエーションがかなりあるのです。
そして、断熱効果が高いペアガラスは同じ12mm厚でも価格は高いもの。
その分の効果があるかどうかは、よく検討して導入すべきでしょう。
さて、12mm厚よりも上回る、18mmのペアガラスとなってくると、ペアではなく3重になったトリプルガラス。
そんなケースが増えてきます。
トリプルガラスとはペアガラスの間に、更に1まいガラスの層を増やしたもの。
空気層が2重になっている分、ペアガラスよりも熱伝道が低くなるのです。
しかし、この厚みになると導入が少し難しくなる。
12mm厚のペアガラスと厚がみ大きく違いますから、サッシごとの交換が必要。
もしくは、新築の場合はオプション料金が必要となってくるのです。
しかし、断熱性を高めるために断熱材の施工方法を変えるなど。
こんなことをするよりは、価格はまだまだ抑えられる。
加えて、高い断熱効果も期待できるのではないでしょうか。
12mmのペアガラスでは今ひとつ、断熱効果が低い。
リフォームをするならば、ペアガラスの厚みを上げる。
もしくは、トリプルガラスにリフォームするなどを検討するべきでしょう。
外壁塗装の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
同じカテゴリの記事
- ペアガラスが内部結露!保証は?内部結露で交換ならスペーシア
- ペアガラス用の断熱フィルムを検討中。フィルムに勝る対策が?
- ペアガラスの効果は?遮熱断熱防音防犯効果のあるペアガラス
- ペアガラスに防音効果は無いって本当?二重窓なら防音性が高い
- ペアガラスの熱割れを防ぐために熱割れの原理を知って予防!
- ペアガラスに交換する費用は?高額なら二重窓にしようかな
- ペアガラスはアタッチメントで一枚ガラスのサッシが使える!
- 私の勘違いペアガラスだから暖かい、は幻想?暖かい家の理由
- ペアガラスと雨戸どう違う?雨戸とペアガラス更に二重窓が最強
- ペアガラスの網戸は専用のものが必要オススメ網戸と虫対策も
- 最近のペアガラスは色が違うのはなぜ?
- ペアガラスに内窓を更に追加してスーパー快適な毎日
- ペアガラスの選び方はLow-Eガラスの面とガスの関係
- 結露防止のペアガラスに必要な条件
- 寝室は結露しやすいからペアガラスだけでは不十分?
- 単なるペアガラスの防犯性は低い!
- ペアガラスの間にできた汚れは掃除することがない!?
- 天窓はペアガラスを用いるだけでは不十分?
- ペアガラスと二重ガラスの違い
- ペアガラスを性能で比較をすると明らかな差がある!
- ペアガラスにヒビが入る「熱割れ」の対策は?
- 様々なアクシデントのための火災保険、ペアガラスの場合は?
- ホームセンターでの買い物で、ペアガラスの性能はアップする?!
- ペアガラスは概算見積もりをもらってから正式な見積もりをもらう
- 目隠しフィルムをペアガラスに貼ることのデメリット
- ペアガラスはメリットが大きいから広く使われている
- ぺガアラスに内部結露が発生してしまったら要メンテナンス!
- 断熱性が高い、木製サッシとペアガラスの組み合わせ
- 一筋縄ではいかないことも?輸入住宅のペアガラス
- ペアガラスがないことには、床暖房の魅力も半減
- 浴室をペアガラスにするのは、当然のことだから
- リクシルのトップグレードは、ペアガラスではなく3層ガラス
- ルーバー入りのペアガラス、選択するメリットはあるのか?
- グリーンのペアガラスは、オシャレでやっているのではない
- 玄関ドアがペアガラスでも、大効果は望めない?!
- ペアガラスの普及が一段落して、次は樹脂サッシの番なのです
- ペアガラスのそばでの暖房器具の使用には注意が必要
- デメリットはもうありません、そういい切りたいペアガラス
- 出窓の弱点も、ペアガラスで克服可能
- 電気代の節約に大きく寄与するペアガラス
- 赤外線だけでなく、携帯の電波も阻害するペアガラス
- ブラインド入りペアガラスの弱点は保証期間
- 出窓の弱点も、ペアガラスで克服可能
- 防犯フィルムをペアガラスに貼るのは、何かと面倒
- 防火設備認定のペアガラス、遂に発売!!
- 防犯効果があるペアガラスも、破られる事自体は避けられない
- ペアガラスにリフォームする費用を抑えるには?
- ペアガラスについている10年保証の範囲は狭いもの
- 断熱性はアップ、価格据え置きの16mmペアガラス
- 3重ガラスの断熱性は、ペアガラスと比較して2倍!