バルコニー 屋根 建築基準法

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建築基準法とは、建築物の敷地や構造、設備、用途などについて最低限守るべき「基準」を定めた法律。

 

人々の健康や安全を守るために大切な法律ですから、これを無視するわけにはいきません！

 

バルコニーは、屋根がないのが前提ですよね。

 

ですから、基本的には「室内」ではなく「屋外」という位置づけなのです。

 

屋根がないんですから、雨の日はそこにはいられないので居室ではないわけですよ。

 

しかし、屋根をつければ事情が変わってきます。

 

屋根と柱があればそこは「建築面積」に算入されてしまいますので、屋根をつけることで建物自体の建築面積が広くなるかもしれないということですよね。

 

この建築面積は土地によって定められていますので、それを超えてしまうと建築基準法違反になってしまうのです。

 

また、新たに屋根を設置するということは、バルコニーの性能・価値が上がるということ。

 

そうなると固定資産の評価額も変わり税金も高くなる可能性があるのです。

 

家を建てたことがある方なら、「建蔽率」という言葉もご存知のはず。

 

これは、土地の面積に対する建築面積の割合を表す数字で、建築基準法で定められています。

 

「この敷地面積には、これだけの割合まで建物を建てていいですよ」という決まりですね。

 

バルコニーの屋根を後付けしようと考えているのであれば、まずは建蔽率に余裕があるかどうかを確認しましょう。

 

ある程度の余裕があるようなら、屋根をつけても法律違反にはなりません。

 

素人には判断が難しい問題なので、バルコニーに屋根をつけようとする場合は（DIYで付けるなら特に）必ず、その家を建てたハウスメーカーに確認が必要ですね。

 

「でも、部屋を拡張するわけでもないし、バルコニーの屋根くらいバレないんじゃないの？」

 

そのように思われる方は多いでしょうし、私も正直そう思ってました。

 

こう言っては元も子もありませんが、誰にも見つからなければお咎めナシですからね。

 

ですが、近所の人って他人のことは実によく見てるもんです。

 

うちの実家の近くで、バルコニー屋根をDIYで付けたこと誰かにタレコミされて、役所の検査が入ったお宅があるんです。

 

建築基準法の違反建築となった場合は住み替えで家を売る時にも不利になりますし、あまり軽く考えないほうが良いですね。

 

たかがバルコニー屋根、されど･･･です。

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