ウレタン塗料とシリコン塗料。2つの違いって?
塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などの種類があります。
このうち、よく比較されるのがウレタンとシリコン。
2つの違いって何?
ウレタンは、柔軟性に富んだ塗料。
ゆえに、主に木材を塗装する時にセレクトされる塗料です。
シリコンは金属向きの塗料ですので、この点が両者の違いと言えるでしょう。
つまり、「相性の良い素材が異なる」ということです。
価格は、アクリルよりも高く、シリコンよりも安い。
ある意味では、費用・効果のバランスのとれた塗料と言えるのではないでしょうか。
サイディングの塗装に使われる機会が多いようですが、様々な下地に対してバツグンの密着性を発揮します。
そのため、外壁塗装でも広く用いられています。
シリコン系の塗料は、その耐久性や耐熱性の高さが魅力的。
汚れにも強く(いろんなものを弾く性質がある)、光沢も長持ちしますので、外壁塗装にも重宝します。
特に、金属材と相性が良いので、木材向きのウレタンとはうまく棲み分けができているようですね。
ただ、費用がやや高くつくというのがウレタンとの違いですね。
「その分、耐久性が高いなら良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、外壁材だけが長持ちしても他の部分はもっと速いスピードで劣化していきますから…。
外観がちぐはぐな印象に見えてしまうこともあります。
また、上から新しい塗料を重ねた時、「弾いてしまって密着しない」という点もデメリットとして挙げられることが多いようですね。
では、ウレタンとシリコンの耐久性にはどのくらいの違いがあるのでしょうか。
まずウレタン系は、一般的には8~10年の周期で塗替えが必要と言われています。
これに対してシリコン系は、12~15年。
「耐久性」「光沢の継続期間」で言うと、圧倒的にシリコンのほうに軍配が上がります。
外壁塗装で「ちょっと高くついても、長持ちするほうが良い」と考えるなら、シリコンを選ぶのが賢い選択でしょうね。
外壁塗装の総合情報
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