何のために?外壁塗装は「2度塗り」が常識!
「2度塗りなんて、ぼったくりじゃない!?」…いえいえ、外壁塗装の場合は、1度しか塗らない業者のほうが怪しいですよ。
なぜなら、2度塗りが必要な背景には、理に敵った“ワケ”があるからです。
お手元に外壁塗装の見積書やスケジュール表があるようなら、まずは、「2度塗りなのか、1度しか塗らないのか」を確認してください。
一般的には、「下地塗り→2度塗り」という流れが最もスタンダード。(業界用語では、「下塗り」「中塗り」「上塗り」という表現が使われますね。)
まずは「下地塗り」の段階で、錆びを防止する塗料や、塗料の密着性を上げる薬品(「シーラー」とか「フィラー」と呼ばれます)を塗り込んでおきます。
そして、その上から、塗料(要するにペンキですね)を重ね塗りしていく…という流れになっているハズです。
もし、何の説明もなく1度塗りしかしない業者があるとしたら、それは悪徳業者の可能性大!
素人からすれば、「なんで同じ塗料を2度塗りしなくちゃいけないんだろう。
1回で十分だから、その分、費用を安くして欲しい」と思われるでしょう。
しかし、2度塗りしないと、その下にある前のペンキの色が透けて見えてしまいます。
また、ある程度の塗膜厚がないと、塗装に重厚感がなく安っぽく見えてしまう…。
ですから、どんな塗料を使う場合であっても、原則的には2度塗りが必要になるわけです。
ただ、悪徳な業者の中には、「どうせ素人にはわからないだろう」とタカをくくって、高価な塗料を薄めて使って2度塗りするところもあります。
このような被害に遭わないためにも、外壁塗装の際には、塗る回数と使用する塗料については目で見て確認することをオススメします。
たまに、「この塗料はウレタンセラミックだから、2度塗りは必要ないんですよ」と提案してくる業者もあります。
確かに、ウレタンセラミックは、シリコンやウレタンの塗料に比べるとズバ抜けて密着性が高いという特徴があります。
しかし、そうは言ってもやはり、2度塗りしたほうが耐久性も上がりますし、見た目にも美しく仕上がりますよ。
「どうしても、費用をとことんまで抑えたい!」という理由で、1度塗りで済ませたとしても、すぐに剥がれてしまったら全く意味がありません。「外壁塗装は2度塗りが常識」と覚えておいがほうが賢明と言えるでしょう。
外壁塗装の総合情報
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