庭造りをする前に残土の使い勝手を考えてみる
新しく庭作りを始めようとする時、庭の土を改良しようとする時、あるいは庭にレンガや石を敷くのに土を掘り起こした時、必ずと言っていいほど残土が出ます。
庭作りは残土との戦いの日々と行っても過言ではありませんまた逆に庭に土を入れたい時に残土を使ってもよいのか、それとも新しい土を買い求めたほうが良いのか・・・予算に限りがある以上悩みはつきものです。
残土の処理なども含めて土を替えるときの注意する点、そして残土に関してやってはいけない事などをまとめてみました。
水はけが思ったより悪い、とか、粘土質だったとかいう場合はなるべく早く土を改良しないといけません。
そしてそうなるとかなり大量の土を入れ替えル必要が出てきます。
そんな時は住宅地などの残土でいいから安く沢山の土が一度に欲しいと思うものです。
でも、そんな土を使って大丈夫なのか?心配もありますよね。
なぜなら残土には色々な混入物が多いからです。
せっかく土を安く手に入れても同じ位有機肥料を買わないといけないのなら又費用がかかってしまいます。
それに花が咲かなかったり、野菜がまったく育たなければわざわざ土を変えた意味もなくなります。
宅地と言うのは しっかりとした基礎をつくるために色々なものを混ぜて、そして相当な圧力で踏み固められていますから、そういう場所を掘り返した残土には空気が少なくなっている分、栄養も無く、さらに相当のものが混ざっているというのは想像がつきますね。
それでも良ければ・・・、という話になりますが、残土のだいたいの相場としては2トンのダンプカーで1メートル平米の土を積んで貰った場合
土の代金が約5000円前後、運転手の人件費が約8.000円前後、そしてダンプの使用料(損料)が約5.000円~、最後に業者の利益が約5.000円程度と言うところでしょうか。
ですから造園業者やホームセンターで袋詰された土を買うよりは少しは安く手に入る事になります。
しかしそこには先ほどあげた混入物と栄養の問題がありますので、残土の利用は目先の損得よりもその後の植物の成長や庭の事をよくよく考えて判断するほうが良いでしょう。
庭を掘り起こした程度の土でも家庭ごみとして、「燃えるごみ」、「燃えないごみ」などには出す事が出来ません。
すべて廃品業者とかゴミの廃棄を行う事業所にお金を払って出すことになります。
ですので うっかり大量の土を出せばそれだけお金も高くつくという事になります。
よっぽどの大規模な土の入れ替えでもない限りは土はリサイクルが出来ますので、棄ててしまわずに使いまわすのをお薦めします。
残土のリサイクルは時間は多少かかりますが、難しいものではありません。
プランターなどの土でしたら目の洗いザルで漉してゴミを取り除き 木酢液をふきかけて黒いビニール袋に入れ数日位場所へ置いておきます。
その後日光にあててさらにカビや菌類などを消毒してやるのです。
こうするだけでも土の匂いが変わってきます。
ここでPHをはかったりする工程もありますが、そこまで専門的でなくても 買ってきた腐葉土やピートモスを混ぜてやったりします。
今まで水はけが悪いとか粘土っぽい土だったなと思えば 赤玉土やバーミキュライトを混ぜます。
こんなことだけでも土の中に植物に有用なバクテリアが増えたり酸素が増えたりして土は蘇っていきます。
大量の残土を買った場合もこういう手段でリサイクルは可能ですが大変な手間がかかることを覚えておいたほうが良いでしょう。
外壁塗装の総合情報
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