下地処理を甘く見るな!トタン外壁の塗装成功のコツ!
トタン外壁の塗装の基本は、まずは下地部分をキレイにすること。
ここで手を抜けば、せっかくの塗装もあっという間にダメになってしまいます。
トタン外壁と塗装する際に最も時間をかけるべき工程。
それが、「ケレン」と呼ばれる下地処理です。
これは、トタン外壁の表面に付着した錆びや劣化した塗膜を取り除く&トタンに傷をつける作業。
塗料の密着性を高めるために必要不可欠な工程なのです。
例えば、イラストに色を付ける際にも、ゴミが付いていたりするとキレイに塗れませんよね?
前に塗った絵具がカサカサになって浮き出たりしていたら、重ね塗りする色がキレイに発色されませんよね?
それと同じように、外壁も、下地がキレイでなければ塗料はきちんと塗れないのです。
使用する工具は、手工具であるワイヤーブラシケレンや、電動工具のサンダーケレンがあります。
前述の「ケレン」ですが、レベルごとに分けて次の4種類があります。
【1種ケレン】「ブラスト」という機械を使って、既存の塗膜を全て除去!
最も、“がっつり”と下地をキレイにするケレンです。
【2種ケレン】電動のサンダーケレンで、錆びている部分と既存塗膜を全面的に除去します。
【3種ケレン】電動のサンダーケレンで、錆びている塗膜のみを除去。
錆びてない既存塗膜は残しておきます。
【4種ケレン】全体にサンドペーパーやワイヤーブラシなどをかける程度で、最も簡単なケレン作業です。
…この4つのうち、どのレベルまでケレンするかで仕上がりはまるで違う!
トタン外壁リフォームを美しく仕上げたいのであれば、ケレンは手抜きしないことをオススメします。
ケレンと同様、トタン外壁を塗装する際の下地処理として重要だと言われているのが、「高圧洗浄」という工程です。
これは、読んで字のごとく、高圧の水で塗装面を洗浄すること。
下地に付着している汚れを落とすには、ケレンよりも高圧洗浄のほうが効果的です。
ですから、本来は、下地処理として高圧洗浄とケレンの両方を行ってから塗装に入るのが理想的なのですが…。
基本的にはケレンだけでもOK。
「腐食したところから水が入る…」ということで、あえて洗浄しない方も多いようです。
とにかく、トタン塗装のキモは「ケレン」!これだけでも、耐久性、光沢に歴然たる差が出ますからね。
外壁塗装の総合情報
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