カムバック漆喰外壁!サイディングとの違いは?
「外壁材」と一言で言っても、その種類は豊富。
それぞれに一長一短がありますので、デザイン、性能、メンテ…トータルのバランスで選びたいところです。
外壁材の中でも特に人気なのが、サイディング。
いくつかのパネルを結合(ジョイント)させて作る壁で、その継ぎ目の部分には「コーキング」という防水処理が施されます。
「サイディングは耐久性が高い」「デザインと価格の選択肢が広い」「品質が均一でバラつきがない」と評価する声もある一方で、コーキングの劣化に伴って定期的にメンテナンスが必要だったり、安価なものは“浮き”が目立ったり…と、デメリットも多いよう。
「見た目が、なんだかプラモデルっぽい」という意見もあり、賛否両論ありますね。
これに対して、伝統的な漆喰の外壁にはどのような特徴があるのでしょうか?
サイディングは、「塗り壁」と呼ばれる外壁の一種です。
塗り壁とは、左官の職人さんが、専用の「コテ」のエッジを使って仕上げるタイプの壁。
いわゆる「職人の手仕事」で仕上げる外壁なので、独特の風合いやオリジナリティーを演出できるのが魅力です。
もっと具体的に言うと、仕上がりに光沢がなく、ブツブツした模様がないのが特徴的ですね。
お寺やお城の壁を見てみると、その特徴が良く分かると思います。
不燃素材で、火事に強い!
おまけに、調湿性が高い!
継ぎ目がないので、(基本的には)メンテナンスも不要!
…ということで、古くから愛されてきた外壁材です。
最近、増えているのが、サイディングの外壁を漆喰にリフォームするというケース。
この場合は、まず、「ラス金網」で外壁を覆い、その上から「モルタル」を塗りつけていきます。
このモルタルには、強度を高めるための繊維素材が配合されているので、強度もバッチリ。
さらに、その上に網を張って→もう一度、モルタルを塗ります。
そして、モルタルがしっかり乾いた後で、漆喰の外壁材を塗っていく…という工程になります。
こうすることで、万が一の地震でも崩れにくい、なおかつデザイン性の高い漆喰外壁に大変身できるというわけ。
外壁塗装の総合情報
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