漆喰外壁のデメリット…伝統的な工法にも欠点あり!
外壁に漆喰を選ぶ場合は、長い目で見て、メリットばかりではなくデメリットも踏まえた上で結論を出しましょう。
漆喰外壁の欠点は、主に次に挙げる3つです。
欠点の1つ目は、「お金」の問題。
漆喰は、他の建材に比べて「単価が高い」と言われています。
主な理由は、下地処理に手間・暇・材料がかかるから。
材料を練り合わせる工程にも技術が必要なので、他の材料よりも高くつくようですね。
具体的な金額としては、下地処理込で単価(1m2)10,000円前後は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
また、漆喰の外壁というと通常は「乳白色」なのですが、これに色を加えるとなると、混ぜ合わせる色粉の分のコストがかさみます。
さらに、漆喰の外壁は施工に時間がかかるという欠点もあります。
なぜなら、セメントの外壁と比較すると、乾燥に時間がかかるから。
もし、この「乾燥」の工程を十分に行わずに工事を進めてしまうと、後になってクラックなどのトラブルが発生してしまうリスクが高くなるのです。
ただし、工法の工夫によっては、より短期間で、なおかつ低料金で工事を済ませることも可能です。
一般的な漆喰外壁は、「モルタル下塗り→養生→モルタル中塗り→養生→吹き付け塗装」というプロセスで工事が進みますが、「モルタル下塗り→養生→漆喰中塗り+漆喰上塗り」という手順で行う業者もあるのだとか。
詳しくは業者さんに相談してみてくださいね。
漆喰の外壁といえば、「ジメジメしている時は湿度を吸って、乾燥している時は空気を潤してくれる」という「調湿性の高さ」がウリ。
ですが、そのメリットも、見方を変えれば「水分を吸いやすい」という欠点とも捉えられます。
つまり、雨に弱いということですよね。
実際、雨を吸って色が変色してしまうこともあるようです。
さらに、漆喰の原料である消石灰が空気中の二酸化炭素を吸収して石灰化してしまい(硬くなり)、「経年変化で調湿性が落ちた」というデータもあるのだとか。
その点は事前に覚悟しておいた方が良いでしょう。
外壁塗装の総合情報
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