自然に還るエコ建材。漆喰外壁のメリットあれこれ
石油系の材料に取って替わられたイメージが強い漆喰の外壁ですが、今、「地球にも人体にも優しい」というそのメリットが再び注目を集めています。
漆喰の原料は、海の中のサンゴ礁=「石灰石」。
それを1,000℃で焼成させて、水を加えることでできる「消石灰」に植物性の繊維と海藻のりを加えて作られるものです。
つまり、文句ナシの「天然素材」からできているというわけ!
ゆえに、万が一に住宅で火災が起こった場合や、剥がした外壁を廃棄処分する際にも、有害ガスなどは発生しません。
また、断熱性、調湿性が高いため、外壁に使用すれば「ジメジメしていて暑い」という日本の夏の不快感を緩和させてくれるというメリットもあります。
さらには、消石灰由来の「強アルカリ性」の性質を有しているため、酸性の状態を好む細菌(カビ、インフルエンザ等)やダニの発生を抑えてくれるという心強い性質も。
外壁に漆喰を使っているお宅は、パッと見てすぐわかりますよね。
イマドキ風のモダンな新築住宅に漆喰の外壁が使われていたりする光景をたまに見かけますが…。
あの独特の上品な佇まい、デザイン性の高さに、施工主のセンスが光ります。
その意匠性こそ、漆喰外壁のメリットの一つと言えるでしょう。
ちなみに、一般的には「白」という印象が強い漆喰ですが、混ぜもの(色粉)をすることによって黒や赤茶などのカラーバリエを楽しむこともできるんですよ。
住み心地や見た目も大事ですが、やっぱり、家を守ってくれる外壁にも求める要素No1は「耐久性」ではないでしょうか?
その点、漆喰の外壁には「耐久性が高い」というメリットもあります。
漆喰は、空気中の二酸化炭素を吸収し続ける性質があり、この反応でもって「石灰石(=炭酸カルシウム)」の状態に自然に戻っていくのだとか。
つまり、何もしなくても、自ずと固まっていくという魔法のような外壁材なのです。
ちょっと大げさかもしれませんが、その堅牢性は「100年以上続く」とも言われているんですよ!
コレはスゴイ。
外壁塗装の総合情報
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