庭作りでクレマチスの見せ方は?
イングリッシュガーデン、もしくはそれに近い庭づくりをしようと思う時、外せない植物があります。
もっとも庭のメインに選ばれているのがイングリッシュローズやオールドローズ、つる薔薇などの薔薇達、そしてクレマチスです。
育て方がむつかしいものや種類によって肥料や土、日当たりなどの条件がかわってくるところもあります。
今時のお庭つくりに欠かせない植物のひとつがクレマチスです。
園芸雑誌などでクレマチスが薔薇やジギタリスと一緒に咲いている美しい写真を目にした方も多いのではないでしょうか?
薔薇やクレマチスの周りにはスィートピーやデルフィニウム、ジギタリスのように背が高く大人っぽいニュアンスや綺麗なグラデーションがでる花が植えられる事が多いです。
それは背の高い花がお互い支えあって立つ事で風で倒れないようにする、という意味でもあります。
その周りには茎が風に揺れて香りを漂わせるような花、それから小振りなアイリス、お茶やサラダにも使えるカモミールをはじめとした花の可憐な
ハーブ類がよく配置されます。
イングリッシュガーデンのお庭に咲く花はどれも色が派手すぎず、ナチュラルで優しげな雰囲気があります。
クレマチスはそのどれにもぴったりと似合って しかも寄り添うようにしてそっと密やかに咲いてくれので昔から大変な人気です。
もちろんパートナープランツとしてだけでなくクレマチスが主役の素晴らしいお庭も沢山あります。
育つ場所を選ぶ種類はとくに人気が高く、難しい花ほどマニアの心をくすぐっているようです。
クレマチスは世界中で愛されている植物ですが日本でも「てっせん」と呼ばれて昔から行灯仕立てにされて飾られていたり、生垣に蔓を這わしたりして
可愛がられていたようです。
日本画や版画にもその姿は沢山描かれています。
花の種類も大きなものから釣鐘の形にうつむいて咲く小さなもの、冬に咲くもの、と種類が豊富です。
おおよそですがクレマチスは世界中に250種以上有るようで人気が高い為に高配も盛んに行われていて毎年 新品種生まれています。
大きく分けると「木」の扱いものと「草」の扱いのものになります。
更に常緑だったり、土から上の部分は冬には枯れてしまうものがあったり、古い枝に新芽をつけるもの、などがあります。
冬になると茎の部分が枯れてしまう種類と細い茎で越冬してそこから芽を出すものがあるのですが、発芽する茎が古い枝なのか、新しい枝なのかで
さらに旧枝咲き、新枝咲き、もしくはその両方から芽を出す新旧両枝咲きの3種類に分かれます。
基本の育て方はどのクレマチスもそんなには変わりませんが、剪定の際に新枝、旧枝を間違ってしまうとその年はお花を見れないことになってしまいます。
また植え替えや肥料をやる時もっとも気をつけないといけないのが根を痛めない、と言うことです。
鉢で育ててから庭に移したり株分けという作業をするときはくれぐれも根に気をつけて欲しい所です。
クレマチスはとても丈夫なのですが肥料も沢山欲しがる植物でもあります。
水切れにも弱いのですが日当たりも大好きで、最初は鉢植えで様子を見るのがよいのかもしれません。
種類によっては暑さが苦手なもの。乾いた冷涼な土地を好むものもあり、種類を把握しておくことが本当に重要なのです。
旧枝はどれで、新枝がどれなのかも注意深く確認する必要があります。
茎は細く枯れたような色合いをしていて古い茎と新しい茎を見分けるのが大変な時もあります。
苗屋さんではクレマチスはよく一年草苗、2年草、3年草・・・と表示されていますが大きく育てるのが大変な種類もあり、なるべく数字の大きな苗を買われたほうがあとあと、楽かもしれません。
つるが柔らかく折れやすいのでフェンスに絡めたり植物に絡めると安定して育てやすいようですね。
特に薔薇に絡めるスタイルが人気が高く、同じ時期に花を咲かすべく沢山のガーデナーが楽しみつつも苦労しているようです。
有名なクレマチスのナーサリーは数多くあり、レアな品種などを買い求めるガーデナーの為にオンライン注文できたり遠い場所へも発送してくれるサービスがあったりと入手しやすい状況にもなってきています。
以上、基本的なところをざっとまとめてみましたが種類を知って正しく対応してあげればよく咲いてくれて丈夫な花です。
庭やフェンスの彩として、またメインの植物としてぜひチャレンジしてみたい花でもあります。
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