サイディング 外壁 耐火

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最近の外壁の主流となっているサイディングは耐火性能でも目を見張るものがあります。

 

デザインなどに気を取られがちですが、安全安心のためには、まず耐火性などの基本性能。

 

外壁にサイディングにするのは、よい選択と呼ぶことができますね。

 

火事と聞いて思い浮かぶのは、最近ネット上で話題になった動画、アップされて2日で300万回再生以上を記録しました。

 

ネット配信中に、着火器具を誤って使ったばっかりに自室を燃やしてしまうに至るというもので、目にした人も多いことでしょう。

 

小さな火が起きてから、消火の努力が全て裏目に出て、部屋中が炎に包まれ動画が終わるまで約6分。

 

次の日の新聞には、延床面積の1/3強を焼失し、家族と近所の親戚が火傷を負ったことが掲載されていました。

 

痛感させられるのは、初期消火の大切さと、いったん大きくなった火の回りの速さ、火事の恐ろしさを再認識させられます。

 

この動画にショックを受けるのは世界共通のようで、コメント欄にも英語を始め、日本語以外が目立ちました。

 

さて、日ごろから火の扱いには注意する、消火器を設置するといったことは当たり前。

 

一方で、ネット動画のような事が、例えば隣家で行われていた場合、打つべき手立てはないのでしょうか。

 

火事に強い家にする、外壁の耐火性能を上げることが有効な手段の1つです。

 

日本住宅性能表示基準による外壁材の耐火等級は1～4の4段階に区分されます。

 

これは火熱を遮る時間によってわけられたもので、耐火等級4の場合は60分以上、3の場合は45分以上、2の場合は20分以上。

 

当然、等級が高ければ耐火性能が高いことなり、近隣からのもらい火を防げるというという直接のメリットもあります。

 

また、火災保険の減額につながるという間接的なメリットもあります。

 

さて、現在生産されているサイディングの種類は数多く用途も様々。

 

一般住宅の外壁用で検討する際には、建築基準法で定められている防火性能を満たすものから選びましょう。

 

それをクリアした上で、耐火等級4などの高いものを選ぶ方がより安心して居住することができます。

 

サイディング、なかでも窯業系の物は日本で初めて防火外壁材として認定された歴史もあり、非常に火に強い建材です。

 

デザインが豊富、汚れに強い、耐用年数が長い、断熱性、工期が短いなど、サイディングに要求される性能は数多くあります。

 

その中で大切になるのは耐久性や堅牢性、そして耐火性などの基本性能。

 

よく、耐火性の高さの例としてあげられるALCとも、その性能差はありません。

 

充分な基本性能を満たした上で、見栄えの良い外壁を選ぶ。

 

そんな場合に、サイディングは最適の外壁材ということができますね。

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