外壁 サイディング 欠点

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外壁材として優秀なサイディングですが、施工ミスが起こりやすい点や、メンテナンスが必要な点、デザインに制約がある店が欠点です。

 

しかし、それらの欠点を踏まえても、サイディングは現在、外壁材としてベストのものではあるのですが。

 

少し前まで外壁にもっぱら用いられていたのが、砂とセメントを混ぜたモルタル。

 

しかし、工程が複雑で工期が長いので、コストも高く、経年劣化によりヒビ割れが発生しやすい欠点がありました。

 

現在、外壁にサイディングが用いられるようになり、その素材から窯業系や金属系、木質系や樹脂系に区分されます。

 

工場で作られる製品なので品質も高く、現場で加工する工程も極端に少なくて済む点や、熟練の職人を必要としない点がメリット。

 

このように良い点は数多いのですが、やはり欠点もあるものです。

 

サイディングは熟練の手を借りずに施工できる反面、未熟なゆえの施工ミスが起こります。

 

例えば、部材を使うところを間違える、サイディングを固定する金具を間違えるというのは、よく耳にします。

 

見かけ上問題はなさそうなのですが、月日がたつと、ボードがずれて来るなどの問題が発生します。

 

また、サイディングのボードの信頼性が高いのでメンテナンスがいらないと思いがちですが、表面の塗装とコーキングは劣化します。

 

窯業系のサイディングはセメントが原料、金属系のサイディングは薄い金属板が表面を覆っている構造。

 

ですからどちらも表面を保護する塗装が劣化すると、ボード本体が深刻なダメージを受けます。

 

その場合はサイディングを貼り直すのですが、間に合わない場合は住宅の躯体がダメージを受けてしまいます。

 

こうなると、通常のリフォームでは間に合わなくなり、大規模改修になってしまうのです。

 

また、コーキングはサイディングの熱膨張や浸水を防ぐ役割がありますが、劣化を放置しておくと、ボードにダメージを与えます。

 

メンテナンスが不要の外壁は今のところありませんし、サイディングにも当然メンテナンスが必要なのです。

 

また、デザイン上の制約も大きいのがサイディングの弱点です。

 

金属系サイディングだと1mm程度の金属板に型押しするので、どうしてもレンガなどの深い彫りは再現できません。

 

窯業系サイディングの場合なら、深い彫りは再現できますが、着色が単調になりがちなので、レンガ「調」にしかなり得ません。

 

金属系ならば、従来の彫りより深い「深絞り」という技法を用いたものが開発されているので、改善はされています。

 

また、窯業系ならば塗装技術の進歩で、よりリアルな外観が実現できるようになりました。

 

しかし、本物と比べるとまだまだなのが現実です。

 

このように様々な欠点もあるサイディングですが、現在あるものの中で、外壁材としてはベストの選択とはいえるでしょう。

 

これからの技術の進歩に期待したいところです。

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