外断熱 内断熱 コスト

トップページ ＞ 外断熱のデメリットを考えたら外断熱の完璧さが見えてきた！ ＞ 外断熱と内断熱。コストパフォーマンスで選ぶならどっち？

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夏は涼しく、冬は温かい。

 

そんな断熱性能を左右するのが、工法の違いです。

 

新築する際、外断熱か内断熱かで悩む方は多いようです。

 

決定基準の一つとして「コスト」がありますが、一般的には外断熱よりも内断熱のほうがコストが安いとのこと。

 

「コストを抑えるために」と内断熱工法を選ぶ方も少なくないようです。

 

なぜ、同じ断熱工事なのに、コストが違うのか？

 

理由は、使用する断熱材の種類にあります。

 

外断熱に使われるプラスチック系の断熱材は、内断熱に使われるグラスウール等に比べて高くつくのだとか。

 

具体的には、家一棟につき倍以上の価格差になることもあるんですって！

 

この初期コストの高さがネックとなっているのか、日本では外断熱がまだ全体の数%に留まっているのだそうです。

 

初期投資としてかかる断熱材の価格に加えて、もう一つ注目したいのはランニングコスト。

 

一般的に、外断熱工法は内断熱工法に比べて断熱性が高いと言われていますので、エアコンの効率にも差があります。

 

断熱性が高いということは、温めた空気が冷えにくく、冷やした空気は暖まりにくいということ。

 

つまり、エアコン効率が高いので、月々の光熱費も安くなるわけですよね。

 

一方、内断熱は断熱材と柱の間に隙間ができやすく、断熱性や気密性という面では外断熱に劣ります。

 

初期投資としては外断熱工法のほうが高コストになりますが、月々の光熱費については内断熱のほうが高くなるのです。

 

また、家の寿命という観点から見れば、内断熱よりも外断熱のほうが有利だという話もよく耳にします。

 

内断熱は建材（柱や筋交い）が断熱材に埋まってしまうために通気性が悪くなり、壁の中に湿気がこもりやすいのだとか。

 

徐々に建材の腐敗が進み、それが家の耐震性や耐久性を大幅に低下させてしまうこともあるそうです。

 

結果的に、外断熱の家よりも早い段階でリフォームや建て替えを余儀なくされるケースも多いんすって。

 

初期投資のコストは高くつくとしても、トータルで考えれば、家の寿命が長い外断熱のほうが賢い選択と言えるのではないでしょうか。

 

実際、50年、100年と住み続けられると言われている欧州の家は、基本的には外断熱だそうです。

 

日本ではまだまだその技術レベルも低いようですが、ニーズの高まりと共に技術開発も進んでいくことでしょう。

 

目先のコストに囚われるのではなく、長い目で見た時にどうなのか？が大事！

 

断熱工法だけではなく家作りのあらゆる段階で、常にそれを忘れないように肝に銘じておきたいですね。

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