外断熱 外張り断熱 違い

トップページ ＞ 外断熱のデメリットを考えたら外断熱の完璧さが見えてきた！ ＞ 外断熱と外張り断熱ですが断熱方法に違いは無かった！同じです。

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外断熱と外張り断熱、これらは断熱の方法ではなく、施工される躯体の違い。

 

RC造りの場合が外断熱、それ以外の躯体の場合に外張り断熱と呼ばれます。

 

両者がやろうとしている断熱自体には違いはないのです。

 

「外断熱」と「外張り断熱」、言葉がそっくりで混同しやすい言葉です。

 

最近では外断熱という言葉が一般的になってしまい、外張り断熱をあえて外断熱と呼んでいるケースもよく見られます。

 

ところが日本建築学会が手掛ける建築用語の解説によると「外断熱」と「外張り断熱」には明らかな違いがあるのです。

 

外断熱と外張り断熱の違いは断熱の方法ではなく、施される建物の構造体の違いであること。

 

熱容量や熱伝導率の大きい、鉄筋コンクリート造の場合、躯体の外側に施される断熱を外断熱、内側が内断熱。

 

熱容量が小さい木造住宅の構造躯体の外側に断熱材を貼り付けていくのを外張り断熱。

 

柱と柱の間に断熱材を敷き詰めたり、フォームを注入したりすることを充填断熱と呼ぶのです。

 

外断熱と外張り断熱、内断熱と充填断熱。

 

つまり外と内、どちらに断熱材を施工するのが優れているかについて考えます。

 

壁外に断熱材を施工するのが不利なケースは以下の通り。

 

土地が限られており、そこにギリギリの新築住宅を建てる場合、外が膨らむので間取り的に不利になります。

 

また、コストがかかる断熱法でもあります。

 

逆に以下の点で有利になります。

 

外側に断熱をおこなうということは壁内は空洞になるということですから、配線や空調の施工が楽になる。

 

壁内に断熱材を施工することで結露が心配されますが、そんな心配がなくなる。

 

こういったことがよくいわれており、それぞれ事実なのです。

 

しかし、どちらの方が断熱効率が高いかというのは別問題。

 

構造躯体に応じた断熱方法の違いが外断熱と外張り断熱であるとしか言いようがないのです。

 

熱をため込む性質を持つコンクリート造りに用いられる外断熱は、効率がよい断熱方法と呼ぶことができます。

 

一方で、熱をあまりため込まない木造建築に用いられる外張り断熱は、外断熱を比較して効率が良いとはいえません。

 

しかし効率のよい断熱法が絶対かというと、一概にそうとはいえないもの。

 

温暖な地域でどれだけ効率が高い断熱を施したとしても、それはムダというものです。

 

また、外側と内側、両方に断熱材を施工することは寒冷地ではよくおこなわれていることです。

 

非常に効果が高そうですが、これも温暖な地域の住宅ではオーバースペックな断熱法ということができます。

 

ですから、断熱方法で優れているのは？という問いについては応えようがないのです。

 

それぞれの地域の気候と、予算にあったものが、優れた断熱法ではないでしょうか？

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