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ゴムを混ぜ込むことで、性能がアップした屋根材

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ゴムをアスファルトに混ぜ込む。

 

この方法で防水を担う屋根材、ルーフィングは随分改良されました。

 

こんなルーフィングは「ゴムアス」と呼ばれたりします。

 

そんなゴムアス、現在では広く使われている屋根材のはずなのですが、、、。

 

ゴムは屋根材向きの素材です

雨風は容赦なく叩きつける、非常に高温にもなれば低温にもなる。

 

厳しい自然環境から住む人を守るという上で、屋根は重要な役割を負っています。

 

加えて高い位置にありますから、一度施工したら、カンタンにメンテナンスもできません。

 

それだけに、屋根に最も求められる性能はタフさといってよいでしょう。

 

ゴムという素材は防水性が非常に高いという特徴を持っています。

 

加えて伸びるというゴムならではの特性もあるもの。

 

防水性が高くて施工もしやすい、これだけ見るとゴムは屋根材にもってこいに思われるのです。

 

しかし高温や経年劣化に弱いというのもゴムの特性。

 

屋根材に求められる、タフさという点ではどうしても問題がありそうなのがゴムなのです。

 

アスファルトと混ぜることで弱点を克服

屋根の防水を担っているのは、瓦とかスレートでしょ?そんな風に思いがちですが、実は違います。

 

瓦やスレートは表面を覆っているだけの仕上材、重要なのはその下の部分。

 

屋根の防水面で重要な役割をしているのが、ルーフィングとか下葺き材と呼ばれるものなのです。

 

このルーフィングには、布にアスファルトを染み込ませたものが長年使われてきました。

 

しかし、そんなアスファルトルーフィングは耐久性に劣る。

 

仕上げ材が30年保証の時代に、アスファルトルーフィングは10年しか保証期間がなかったりするのです。

 

そこで、考案されたのがアスファルトにゴムを混ぜ込んだ「改質ゴムアスファルトルーフィング」。

 

耐久性もある、伸縮も効く、非常に優れた屋根材なのです。

 

今日では単なるアスファルトルーフィングを用いる業者は減りつつあります。

 

現在、主に使われているルーフィング材はゴム入りのもの。

 

加えて、タッカーなどを使用しないでも固定できる、粘着性に富んだものなのです。

 

ルーフィングがゴムアスなことは要確認

改質ゴムアスファルトルーフィングでは、どうも呼び名が長い。

 

そんな理由で、改質アスファルトルーフィングとか、ゴムアスファルトルーフィングとか。

 

もっと縮めて「ゴムアス」と呼ばれている屋根材は、非常に広く使われるようになりました。

 

少々値段が高いのが玉にキズではあるのですが、何といっても耐久性が従来のものとは大違い。

 

新築で住宅を建てる際やリフォームする際には、当然ゴムアスを使っているものと考えがちです。

 

ただ、、、一部の悪質な業者ではゴムアスをあえて使用せずに、単にアスファルトルーフィングを使用する。

 

コストを減らすために、こんなケースがあるといいます。

 

ですから、打ち合わせ時には念のためにルーフィングには何を使うかは確認したほうが良いかもしれません。

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