屋根材 葺き替え

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葺き替えに広く使われるようになった屋根材とは?

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スレートは広く用いられている屋根材ですが、経年劣化に弱いために葺き替えが必要。

 

そんな場合によく用いられる屋根材はガルバリウムです。いったん葺き替えたら、長期間メンテナンスが不要なのですが、施工には技術が必要となります。

 

陶器瓦の弱点とは?

昭和のころの屋根材といえば、陶器の瓦を載せるというのが一般的でした。

 

何といっても陶器、高い耐久性が一番の魅力。

 

大昔の陶器瓦が遺跡や遺構から出土したりすることでもわかる通り、陶器瓦はタフな屋根材。

 

経年で色あせたり、劣化したりということがありません。

 

一旦載せてしまえば数10年はメンテナンスが不要、この屋根材の特性は非常に魅力的だったのです。

 

しかし、陶器瓦にも弱点はあります。

 

まずは重量が非常にあること、これはトップヘビーな住宅となってしまいます。

 

トップヘビーということは地震に弱い、何かが起こった際にかなりの不安材料となってしまいます。

 

次に、コストが高いということ。

 

できることなら、住宅は安く建てたいというのが多くの人の望み。

 

価格という点で見るならば、陶器瓦は安い屋根材ではありません。

 

スレートは経年劣化に弱いという弱点が

そんな弱点を満たすような屋根材として登場したのがスレート。

 

セメントと繊維を混ぜて形成した屋根材であるスレートは、非常に軽い上に安価という特性を持っています。

 

加えて、塗装で仕上げますから外観が非常にオシャレ。

 

スレートはあっという間に陶器瓦を抜いて、日本で幅広く使われる屋根材となったのです。

 

しかし、塗装で仕上げるスレート屋根はメンテナンスが必要。

 

それをサボると屋根材自体が劣化して葺き替えが必要となってくるのです。

 

葺き替えに向いているガルバリウムの屋根材

スレート屋根を何で葺き替えるか?

 

もともと軽量なスレート屋根を想定して造られた構造ですから、重量がある陶器瓦での葺き替えは不安。

 

ならば改めてスレートで葺き替えるもしくは、近年の屋根材であるガルバリウム鋼板で葺き替える。

 

こんな方法が考えられます。

 

ガルバリウム鋼板は、トタンの上にメッキを施したもので高い耐久性が特徴。

 

メーカーも30年から50年という長期保証を付けるぐらいのタフな屋根材です。

 

加えて軽量というのもガルバリウム鋼板の大きなメリット。

 

葺き替えの際に重量を気にする必要もありません。

 

そんな葺き替えに向いた屋根材のガルバリウム鋼板なのですが、問題が一つ。

 

経験が浅い業者が施工するとガルバリウム鋼板の耐久性が台なしになってしまうという点。

 

加工した端から錆が広がっていくという心配があるのです。

 

ですから、スレート屋根を葺き替えるのにガルバリウム鋼板を使うのはいいとしても、業者の選択が重要。

 

屋根は住宅を雨風から守る重要な箇所、雨漏りが起こってしまってはどうしようもありません。

 

ガルバリウム鋼板は優れた屋根材だけに、多くの施工実績がある業者に葺き替えを依頼したいものです。

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